always one step forward

チームプレーと飴と飴

プリセールス向けでなく、直接の数字に関わる内容ではないけれど、一つのプロジェクトと呼んでもよい仕事の面倒を見るような立場にいる。もちろん自分で作業もするのだけれど、社歴の上下が織り混ざる数名のチームで作業分担。

  • a) 分担する作業内容を考え、
  • b) 相談する形をとり、納得を得ながら分担内容を認識してもらい、
  • c) アドバイスを求められれば応え、
  • d) 10日ごとくらいに打ち合わせで進捗を確認する。

これまでは作業する側だった。つまりa)-d) の動き方は初めてだ。不得意なことはお願いして周囲に任せ、自分が得意だと感じる作業に注力するよう、方針を変えた。いい経験になっていると感じる。


それまでは、1人で何とか、と抱えるかたちで、怠けているわけではないのに、遅々としてなかなか進まない、というバッドストーリーだった。進め方は自分で決められるけれど、手こぎ足こぎも自分だけ。水平線の霞に浮かぶ離島へ、1人でボートを一生懸命漕いでいるような感じだ。数人乗りの小さなエンジンつきの小型船舶(イメージはたとえばこれ)に乗り換えて、徐々に島が見えてくるようになった。


アメとムチという言葉がある。この言葉を考えた人は、おそらく両者を半々にという気持ちだったろう。けれどどうも、自分の性格上、情緒的に納得できる与え方は、7:3くらいだ。最初は10:0「アメとアメ」だった。まあムチの打ち方も知らなかったというのもあるが。30%は具体的に言えば、1) デッドラインの明確な提示だ。2) モチベーションの与え方も大事だと思うが、まだいい方法論を見つけられていない。あとは、気持ちの面が大きいと思うが、3) 任せきり(または丸投げ)にしていないという「姿勢」をあえて見せることも必要と感じた。なかなかいい勉強になっている。