always one step forward

ペリコとその他

なかなか難敵だったペリコは、抗生物質(で歯肉の炎症をおさえ)+歯肉切除+抗生物質(で手術後の炎症をおさえ)のセットでようやく治った。


初老の先生は言葉は穏やかで丁寧だけれど、手さばきはなかなかワイルドだ。ジーンと低くうなる削り音は、小さい頃の歯医者さんの思い出(+虫歯のところを削られるときの、あのしみる痛さ)を充分に呼び起こしてくれたけれど、痛みはそんなに感じない。おそらく名医で、丁寧にやってくれたのだと思う。どんな分野の執刀医もそうだと思うけれど、道具や麻酔薬が進歩しても、それをhandleするのはまさにその人の手なので、同じ治療でも人が変わるとずいぶん印象(痛さ)は違うだろうなと思った。歯肉切除には、この時代では電気メスを使うようだ。まさに切っているとき、メスそのものから童謡(タイトルが思い出せないけどよく聴く曲)が♩=80くらいの電子音で流れていた。麻酔が効いているので痛みはかなり少ないが、子供向けかもしれないあの音には、正直ちょっと助かった。


要は歯磨きが足りません、というのもあり他の箇所にも虫歯が見つかっていた。1本は神経が半分やられていたようで、また麻酔付きで、けっこう削られながらも治療してもらった。歯磨きが確かにおろそかで、痛くないし歯医者に行くこともこの数年なかったけれど、「歯周病は痛くないまま進行することもあり、年に2回くらい全体をチェックしてもらうようにしてください」とのことで、素直にそうしようと思う。