猿の惑星:創世記
オリジナル作品のあらすじを知らないので、新鮮に観ることができた。猿の表情を観る映画だと思う。
- Rise of the Planet of the Apes2011年|アメリカ|カラー|105分|画面比:2.35:1|映倫:G|MPAA: PG-13スタッフ監督:ルパート・ワイアット製作:アマンダ・シルヴァー、リック・ジャッファ、ピーター・チャーニン、ディラン・クラーク製作総指揮:トーマ.. 続きを読む
- 映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」オフィシャルサイト 10月7日(金)TOHOシネマズ 日劇他 全国ロードショー www.foxmovies.jp
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主人公(といっても猿)シーザーの表情だけでストーリーが進むことがけっこうある。表情だけは特殊メイクした人間が演じているとはいえ、とにかくよくできているなと感じた。人間の子供のように楽しそうに部屋の中を縦横無尽に動き回ったり、たくさんの猿が暴れ回ったりするシーンはデジタルCG満開。暴れるところは実際に目の前で見たら怖いと思うけれど、スクリーンを介するとなんの違和感もない。
けれど、内容そのものはちょっと微妙だった。おそらくアメリカの中ではもう古典のような扱いになっていて、何度かリメイクされ、監督や製作者の意図や想いで、オリジナルとはあらすじが変わっているようだ。「源氏物語」をよく知らずに、有名作家Aさんの「私家版・源氏物語」をいきなり読んでしまったようなもので、微妙なのは、オリジナルとの差分を楽しむということができなかったからかも。けれど同じように"起源"を描いた「X-MEN:ファーストジェネレーション」ほどは入り込んでみられなかった。何でだろう。
単純に、薬は怖いな、と思わせてくれる。新薬処方のメリットとリスク。あと、言葉そのものがキーになる箇所が2回くらいあり、英語が聴こえるわけではないけれど、「そこをそう訳すか?」と思ってしまった。吹替版でなく字幕版で観たほうがよかった。