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always one step forward

IT寄りの日常・IT以外の日常。ランニング。美術展や展示会感想。長文でもなるべく読みやすく構成する練習を兼ねています

1911

辛亥革命からちょうど100年という記念作品だからか、かなりの力作だった。レッドクリフと同じく、最初の2-3分でその時代背景を(紙芝居風に)わかりやすく紹介してくれる。序盤から登場人物が多く、しかも出るたびに名前と所属の字幕を入れてくれるのでなかなか忙しい。高校時代の世界史ではこの「辛亥」という文字+孫文さんの顔写真、くらいで読み過ごしたほうなので、正直、最初の紙芝居があってくれて助かった。これがないと、序盤に描かれる対立構図がよくわからないまま、全体の満喫度合いも下がってしまっていたかもしれない。これ↓


名前はほとんど知らなかったけれど、(描かれ方からしておそらく)中国内で有名な人物もたくさん出ていて、「歴史を勉強した中国人にとってはこれオールスター状態なんだろうな」と思う。わかりやすくグループ分けするなら、前半は

後半は

日本でいうなら幕末のあの時代(黒船来航〜明治政府樹立以降あたりまで)の激動を1本の映画にまとめたようなものだろう。倒れ行く体制側(清朝または徳川幕府)の「プライドはあるけど打つ手なし」な感じは同じで、清朝には、国政の中心に女性(隆裕太后)がいたことが大きな違いだなと感じた。


何度か出てくる孫文さんの朗々とした演説シーンが印象的だった。サンフランシスコの華僑たちを前にした中国語は、意味は全然わからないけれど、音のリズムがあって引き込まれるものを感じる。ちょっとスティーブ・ジョブズさんのスピーチに近いかもしれない。ジャッキー・チェンはアクション少なかったけれど(サービスなのか、柱にしがみついて降りるシーンがちょっとだけあった)、孫文の右腕、長い間革命軍の総指揮をとったという相当重要な人物のはずで、おそらく本人がこの人を演じたかったのだろうなと思った。

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