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always one step forward

IT寄りの日常・IT以外の日常。ランニング。美術展や展示会感想。長文でもなるべく読みやすく構成する練習を兼ねています

「NHK 子ども科学電話相談」にみる情報まとめのセンス

小学生の夏休みシーズン、NHKラジオで朝8時頃からやっている「子ども科学電話相談」は、地味ながらけっこう聴きがいがあって楽しく、通勤途中に聴いたりしている。‥今回聴いていて、(*)の情報まとめセンスがすばらしいな、とあらためて気づいたという話。

だいたいの流れ

  • 進行役のアナウンサー(*)「お名前を教えてください。何年生ですか?」「○○です、3年生です」
  • (*)「○○君(ちゃん)ね、今日はどんなことを聞きたいのかな?」
  • 「どうして、△△なんですか?(質問)」
  • (*)「わかりました、その内容は★先生に答えてもらいます」
  • ★先生「○○君(ちゃん)、おはようございます」「おはようございます」
  • ここから、回答役の先生によって答えるスタンスはいろいろで、
    • そのまま答えるパターン「よく気づいたねえ。△△なのは、〜が関係しているからです」
    • 逆質問を挟むパターン「よく気づいたねえ。もし〜だったら、○○君(ちゃん)はどう思う?」
  • 回答が続く。ときおり○○君(ちゃん)の「はい」等の相づちが入る。そして最後に:
  • (*)「わかりましたか?」と確認が入り、たいてい「はい、ありがとうございました」と答えて終わる

情報まとめのセンス

で、何のセンスかというと、最後の (*) 「わかりましたか?」の後に、「△△は、▲▲だからだったんだね」と、回答を一言で表すような言葉を子供にかけるところ。毎回ではない。(*) は先生の回答とやり取りを聴いていて「ああ、この回答だとあまり伝わってないだろうな」と判断したときに限って「▲▲だからだったんだね」を出しているように感じる。

「(全国放送ということで)おそらく緊張していながら、電話で話して回答をもらったのだけれども、いまいちよくわからなかった、、」という子供を助ける一言。▲▲に何を入れればいいかをその場で判断するのはむずかしく、相当なセンスがいるよな、と思う。「もらった質問への回答、そのエッセンスを念押しする」という大切さを教えてくれる。

参考:質問内容

おそらく採用される質問の基準は「子供からしかおよそ出てこない、素朴な(かつ鋭い)質問」で、かつ「(全国放送で声が流れるので)受け答えがある程度しっかりしている子どもかどうか」あたりだと思う。


今は回答内容が全部後追いで聴けるようになっている。放送部分の録音ではなく、先生が再度回答し直した内容を公開している。質問した子供の復習用でもあるし、他に聴いている人向けでもあるのだろう。質問のレベルで勝手に分けると、例えば、

  1. 言葉を選べば、大人なら何とか答えられるかなという質問
  2. その道の専門家でなければ、大人でもなかなか答えられない質問
  3. その道の専門家でも答えられない(つまりまだ誰もわかっていないような)質問