1泊3日シンガポール旅行
年末年始をゆっくり地元で過ごした後、1/7-11と長めの休みが取れたので、思い立って、前から気になっていたシンガポールに行った。2012/1/8夜羽田発 → 翌日昼着 → 1泊して昼の便で1/10夜帰国、もう1日滞在したかったけどチケット空きがなく、逆にこの日程だけで予約できることがわかり、これも何かの縁だろうと予約サイトの決済ボタンを押した。
もちろんこの短い期間ですべてを満喫できるわけではなく、一方で、限られた期間で何を得るか、自分次第でその濃度を変えられるとも言える。自分の目で見て肌で感じるものは、それ以外よりやっぱり何倍も鮮度が違う。久々の再会もあり、行ってみてよかった。
シンガポールにした理由は:
という点だ。マレーシアでもよかったけれど、2. 3. が大きい。航空会社は AirAsia にした。というより、直前過ぎてここしかまともにチケット取れなかったというものある。調べて初めてわかったけれど、クアラルンプール空港(KUL)を文字通りハブとしてその近隣へ大量に発着している。日本からの直行便でなくても、KULまで出てしまえば東南アジアやインドへは行きやすそうだ。「思ったより○だった点・行ってみてわかった×だった点」があるので、これはまた後で書こう。
現地でちょっと困ったのは、英語の訛りがけっこうきついことだった。駅の窓口やホテルなど、わりとオフィシャルで、ある程度内容を予測できる場面でも、予想している単語が聞こえず、結局ペンと紙で解決したというケースが何度かあった。かろうじて英語だとわかるという程度。もちろん相手に悪気があるわけではなく、こちらが英語に慣れていないのもある。帰国後に「シングリッシュ」という言葉があるのを知った。まあ多言語国家ではない日本でさえ、お互いわからない方言があるくらいなので、これは仕方ないのかもしれない。一言に「英語」といってもいろいろあるんだとわかった。
以降は写真つきで。
- 見やすいUDフォント。NEC技報「Vol.64(2011年)No.2(5月)」PDFはこちら
- よく見るとホノルル行きもJAL/ANA/ハワイアン航空と揃っている
- これだけ便があるためだろう、23時過ぎてもカードラウンジはほぼ満席で落ち着かない
- この時間帯にゆっくりしたいなら、別ラウンジか他の場所をあたったほうがよさそう
乗り継ぎのKULでは疲れて写真撮らず、、朝7時前にLCC専用ターミナルに到着。グダグダ感満載の荷物検査でさらに1時間くらい並んだ後(受け入れ便が多いのだから詰まるのも明らか、ここはぜひ拡充してほしい)、ようやく乗り継ぎ便出発ロビーへ。いろいろな人種の皆さんでにぎやか
- いわゆる出国後の制限エリアで店はそんなに多くない。コンビニ風の日用品店、パン屋さん、THE BODY SHOPやオリンパスのスタンド、カフェ、免税店などがあり不便はない
- 現金はRM(マレーシアリンギット)のほかSGD(シンガポールドル)や米ドルも使える。カードは、行ったパン屋さんだけかもしれないが、JCBは使えず、VISAもICチップつきでないと使えなかった。SGD持っててよかった
- フリーWiFiあり、中央の柱に充電用の電源コンセント10個くらいあり。コンセントアダプタの貸し出しはおそらくなく、自分で用意
4時間弱をここで過ごし、約1時間のKUL→SINに乗る。
- シンガポールのチャンギ国際空港、入国審査場。ターミナル1へ到着。広い
- ターミナル1から3まであり、それぞれに出発便が分刻みで並ぶ。山手線並み
- Skytrainという無人電車でターミナル1から2へ移動。地下鉄 (MRT) にはターミナル2から乗れる。どうでもいいけどTOEICの問題で出そうな案内表示
- MRTで約25分、シンガポール中心部「シティ」へ到着、ぶらぶら歩く。かくかくした細長いビルが多い。日本にありそうでないデザインでおもしろい
- 垣間見える教会
- シンガポール美術学校。国立。シンガポール経済開発庁がページをどっさりと準備していて、以下あたりを読むと、芸術教育への力の入れようも何となく推測できる
- 産業→新興ビジネス→ライフスタイル製品・サービス→舞台芸術
- 泊まったランデブーホテル。レビューはこちら
- 道路は広く、その路面沿いにこれくらいの立派な聖堂がたくさんあった。多民族であれば多宗教、拠りどころとなるコミュニティも複数。それだけ、教会や聖堂の数も多いのだろう
- その正門から
- ありふれて植わっている植物もめずらしく見える
- バス停はまるで何かのコード表
- こういう路線案内を見ると、なかなかハードルが高い。「旅先のローカルバスに乗る」は旅の目的の一つなのだけれど、今回は結局機会がなかった。慣れれば一番安く、便利な交通手段だと思う
- シンガポール川とクルーズ船。平日昼間だけれど満席だった。このビルの建て方を見ると、いかにも地震とは無縁な地域なのだと感じる
- 川沿いのレストラン
- 飛び込む子供たちの銅像(正式名称は不明)
- ハワイやグアムと違って、日本語表記はあまり見られなかった。見かけたのは、空港での案内板と、定番中の定番であるこういう場所くらい
- 別名ドリアン、エスプラネードシアターズ オンザベイ
- シンガポールらしい1枚。マーライオン公園が「世界3大がっかりスポット」と言われたのはおそらく過去のことで、2004年にマーライオン像がここに移設されてからは決してがっかりしない場所になっている(と思う。)マリーナベイサンズの完成も大きいか
- 左がアートサイエンスミュージアム、右がマリーナベイサンズ。ここに行くのがメインのツアーを日本の旅行代理店が組むくらいで、パンフレットを見るとカジノもホテルもあって1日じゅう楽しめそうだった。今回はここから眺めるだけ
- ダイソー。$2ショップ。今のシンガポールドルは約60円なので120円ショップか。品揃えやパッケージ表示はほとんど日本のそれと同じで、空欄に英語の説明文がちらっと追加されている。全部見てないけど、おそらく全商品だろう
- ガラス面を流れる水流。こういう材料は一眼レフの「シャッター速度ゆっくり撮影」の練習になりそうだ。撮ってるときには気づかなかった
- スープレストランのジンジャーチキン。レタスで巻いてソースを加え、あっさりで食べやすく、何枚でもいける。甘いソースには、ジンジャーだけでなくいろんな味が混ざっていて、相当研究された味だなと感じた
- 満記甜品 (Honeymoon Dessert)でおいしいデザートをいただく。こういう専門店には普段ほとんど行かないけれど、たまに食べると何だか幸せな気分になる。周囲の店はけっこう空いているのに、ここだけ常に満席で、人気が出るのもうなづける
- MRTのチケットはすべて非接触ICカード。上が1回用、下が1日用。どちらも使用後に返却すればデポジットが返ってくる点など、基本的にはSuicaやPASMOと同じ。タクシーは物価に比べれば安いが、夜は捕まりづらく、乗車拒否なども普通にあるとのこと。日本と同じようなタクシーを期待するとあてが外れる
- 空港内の携帯電話充電コーナー。RIM BlackBerry、Nokia、Samsungなどが多い。空港内やショッピングモールのAV機器の店舗があり、スマートフォンの機種も豊富。NokiaのLumia 800というWindows Phoneを初めて触って、思ったよりきびきび動くUIが楽しく、欲しくなってしまった。日本と違って、キャリアよりはメーカー主導で展開が進んでいるように感じた
- 帰りのKULで待ち時間に買った。期待したのはすっきりした味だけれど、ココナッツミルクに近く、チャレンジ失敗
- AirAsiaの機体A320
- 帰りのKUL→HND便はけっこう空いていて、隣のカップルが早々に中央の3席へ移動したのでずいぶんゆったり過ごせた。ちなみに彼らは7時間超のフライト時間の半分以上、着陸寸前までトランプをやっていた。かなり気が合うカップルだ
- 写真はひどいもんだけど、とてもきれいな満月が見えた。仰角30度くらいと低く、高度も違うからそりゃ当然と思いつつも新鮮な見え方
- 夜10時過ぎに羽田着。JAL機を見て帰ってきたと感じる
- 友人がおすすめしてくれた土産が当たりだった:
- TWG Tea。Alfonsoというマンゴーティーがおいしく、自由が丘にある販売店でBlack Teaを追加で購入するくらいだ。TWG Teaはシンガポールでも由緒ある紅茶ブランドで、TWG=The Wellness Group、このページの最後のほうによれば、1837年、当時のシンガポール政府の国策として紅茶貿易をはじめたときの設立。そりゃあ、インドに近く、東西の海の中継点にある位置で、貿易が栄えないわけはない。
- BOHというマレーシアの紅茶。飛行機の機内販売で飲んだBOHのミルクティーがうまかった
- あとはドライマンゴー、カップヌードルLAKSA味などなど
今まで海外でちゃんとした食べ物を土産で買うことはなかったけれど、こうやって食べることでその国の記憶が残るというのも新鮮だった。これからはもうちょっと食べ物にも目を向けよう。