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IT寄りの日常・IT以外の日常。ランニング。美術展や展示会感想。長文でもなるべく読みやすく構成する練習を兼ねています

51st ACC CM FESTIVAL

一言でいえば、「昨年に制作・放映されたテレビ・ラジオCMのうち、客観的な審査による受賞作品を一気に見ましょう」という上映会。こんなにCMをまとめて見ることはそうないよな、と思いつつ、CM=「決まった秒数の中で印象づける(あるいは感動させる)エッセンスが詰まった、相当なコストをかけた映像作品」で、それを連続して見るものだから、最後のほうは、30秒や60秒単位の短い周期で、感動が連続して押し寄せてくる感じだった。3回くらい泣きそうになった。



グランプリはJR九州の「九州新幹線全線開業」、震災翌日2011/3/12の開通、やむなくほとんど流れなかったという特殊事情が輪をかけたにせよ、地元皆さんも協力し、新幹線開通というわくわくさせるイベントを楽しく表現した、という点で、全審査員の満場一致でグランプリに決まったとのことだった。その他、JR東日本の「東北新幹線・新青森開業」シリーズ、大和ハウスダイワマン、ソフトバンク白戸家シリーズ、ミゲル君の消臭力熱唱など「ああこれは見たことある」というものから、SUUMOの「ココロの声」など、見たことないけど名作だな、と思える作品もかなりあった。個人的にいいなと思ったのは、

「家族の絆・お弁当メール」東京ガス

 

「ココロの声」SUUMO

 

グランプリ「九州新幹線全線開業」JR九州

 


休憩時間に映像でその様子が流れていた選考も、合理的でよかった。たくさんいる審査委員が合議して、まず「ファイナリスト」にふさわしい作品を選別する。その後も勝ち残り方式で、各審査員が1〜9点をつけ、その合計でブロンズ → シルバー → ゴールドと絞り込まれ、最後にグランプリ1作品を決める。今回の上映順もこの通りだった。委員の数があるため、審査の客観性が上がって、やはりだんだんと完成度が徐々に上がって行く。(逆に言うと、よりたくさんの審査員がいいと思った作品が、よい評価になる)審査対象は、無作為に選ばれるのではなく、この賞へのエントリー期間に応募のあったCMが対象。昨年は震災があり、「あの日の前/後で制作されたCMには違いが出るだろう」「また、その違いを見ておく年になるだろう」と応募期限が半年延び、従来の期限は3月末でのところ、今回は9月末までが期限になったとのことだった。たしか "震災後" を反映した作品(サントリーの「見上げてごらん夜の星を」など)も少なくなく、「未来は今年を忘れない」というサブタイトルにも納得。

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