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横浜駅からバスで行けるアメリカ

フレンドシップデー」という米海軍住宅の開放イベントがあり、普段は日本人が入れない地域、という点が気になって根岸までおもむいた。帰り道で気づいたけれど、横浜駅からのバス1本で来られる場所なのもわかり、「ああ、確かにここは横浜駅からバスで来れるアメリカかもしれない」しかも「いい意味で、ひと時代前のアメリカの風景が残っているな」と、2時間くらいだけど異空間にいた気分になれた。



京浜東北線、めったに降りない根岸駅まで。駅の数だと横浜や桜木町からすぐなのに、そのあたりからかなり遠くに来たような感覚にさせてくれて、横浜市の広さを感じる。バス停「山元町四丁目」で降りるとスムーズに着けた。ゲート前で携帯を出すやいなや「写真ダメですよ〜」と陸上自衛隊員におこられてびっくり。というより、なんでここに陸自がいるんだろうという点にびっくり。ああこれも思いやり予算か、軍事施設の慣れた"業務"は現地の慣れた人で分担するほうがいいよな、とか考えつつ、空港の保安検査場のようなゲートを通ると、「ゲート部分だけが撮影禁止で、中はいいですよ」とのことだった。

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中に入ると、日米問わない家族連れがたくさん。駐車場に出店されたホットドッグ屋やゲームコーナー、ビールやおもちゃも売られてけっこうなにぎわいだった。映画館や食堂の雰囲気も、微妙な古さがいい感じで、日本でいう「いかにも昭和の繁華街」を思わせてくれるような建物が並んでいた。青い迷彩服を来た背の高いアメリカ人がちらほら。やっぱり、もの言わず震災支援活動に従事していた米軍の姿と重なる。あの活動をテレビ(や現地)で見て、彼らに対する考え方(や接し方)を変えた日本人も多いと思う。


映画館。1本大人3ドル。この日はCLOSEDだったけど普通に最近の作品を上映していた(名画座っぽいと勝手に思い込んでいたけど違った)
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こういうページを見ると完全にアメリカのレストラン。途中までは入れた
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横浜市消防局のはしご車。こうやってみるとけっこう高い
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消防車、、はわりとどうでもよく、その後ろの根岸競馬場スタンドの存在感が異様だった。これがあるのも、この場所を異空間にしている一因だと感じた。
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駅から間違った方向に歩きかけたときに通りかかった根岸駅近くのお寺の桜。桜は、その広がりにおおっと思ってシャッターボタンを押すものの、どうやっても写真にはそれを出せず、うまく撮るのが本当に難しい。
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