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always one step forward

IT寄りの日常・IT以外の日常。ランニング。美術展や展示会感想。長文でもなるべく読みやすく構成する練習を兼ねています

HOUSE VISION 2013 訪問

原研哉さんが世話人の一人をつとめる屋外展示会「HOUSE VISION」に行ってきた。一言でいえば、家そのものというよりは、将来の"暮らし方"をいろいろ提案しました、という展示会だった。Houseと聞いてこれまで思い浮かべていたような、物理的な家ではなく、あくまで「将来はこんな暮らし方どうですか?」という、各企業・デザイナーからの問いかけに見えた。


わりとこぢんまりした広さで、相当じっくり見て回っても2時間弱、「この企業がこんなこと考えてるのか〜」と、建築に詳しくなくても楽しめる。モーターショーでいうプロトタイプカーを眺めている感じ。個人的に、生活者視点でわかりやすく未来を想像できて楽しかったのは、2番の無印良品の家と5番のホンダ。


企業の豊富な協賛、官庁の強力バックアップがあるのに、1回\1800の入場料、これは賛否ありそうだ。展示を見て回るだけでなく、毎日行われているトークショーへ参加や、下記にあるような展示以外のバックグラウンドも含めた勉強代と考えれば。


あと、まったく予期していなかったけれど、林信行さん(@nobi)にばったり会えたことは収穫だった。というより、それらしき人が間近にいたので、思わず声をかけてしまったという感じだ。こんな市井の人間にも丁寧にご対応いただいて何より。とっさに思い出した話題は、震災直後からTwitterに流れ始めた「非公式RT」の混乱を、クライアントごとの公式RT方法を整理して案内することで収束方向へ持っていった、あのご活動のことだった。今でも↓からその雰囲気を後追いできる。

あのとき、自分にとっていちばん大切な情報をどこに求めればよいのか、多くの人にとって手探りだった状況で、Twitterにそれを求めた人もかなりいたはず。情報の質は玉石混淆、いろいろなメリットもあったけれど、古すぎる情報が悪意なく拡散されるケースもけっこうあった。デマ拡散の体験からは、それ以降、タイムラインを流れる情報の信頼性・真正性に敏感になる経験も得られた。そういうことを体感した点からも、多くのTwitterユーザーにとって貴重な交通整理だったように思う。

あとは写真を(人名は敬称略)


会場の雰囲気

  • 青海駅に降り立ったのは初めてで、お台場のパレットタウンやフジテレビ本社社屋、の海側の裏手、という感じの立地。いかにも車で来てくださいという感じの、港湾地域特有の広めの道路が十字に走る区域。会場に近づくにつれてこんな感じ

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  • 組まれた木材が、展示会場すべての通路=デッキを形成する。各所に「デッキをお歩きください」表示があり、写真手前に見えるアスファルトを踏むことなく歩き回れる

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  • こんな感じにくみ上げられている、よく仕上げられた(おそらく)良質な木材。あるかもしれない3月の雨天時にさらされることを考えれば、約1ヶ月の期間限定とはいえ、いい加減なものは使っていなさそう。(きっと、入場料\1800の何%かは確実にこれに回っている ^_^;)

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  • 展示番号を示す数字が、陽が沈んでからは照明でランダムな並びを見せる。なかなか、よく考えられている。うまく1から7すべて見えるのがたとえばこの位置

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2. 移動とエネルギーの家

Honda x 藤本壮介

  • 乗り物に興味津々。高齢化社会を見据えた"生活感"を一番感じられた。

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  • 自家発電、近場へ行くときの1人乗り自動車

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  • 歩行や立ち作業をアシスト

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  • 白を基調とした寝室周りの風景、、の左に室内移動ユニットが

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3. 地域社会圏-シェアリング・コミュニティ

未来生活研究会 x 山本理顕・末光弘和・仲俊治

  • 北九州や横浜、柏で実験されているスマートシティに考え方はおそらくとても近い

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4. 数寄の家

住友林業 x 杉本博司

  • 数寄屋をイメージしたという。生活感があまり見られず、これぞ実験展示

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  • 「5つの椅子を積み上げると五輪塔になります」はおもしろかった。けれど畳敷きにこんな椅子を置いて生活する人がいるのだろうか

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  • 美しい並び。ほうきをこんな風に使うとは斬新。育つ植え込みと違ってメンテナンスもそんなに大変そうでない

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5. 家具の家

無印良品 x 坂茂

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  • これぞ生活感。ワンルームに暮らし慣れるとこのぜいたくなスペースの使い方にあこがれる

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6. 極上の間

TOTOYKK AP x 成瀬友梨・猪熊純

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  • トイレや洗面台に吹き抜け緑化空間。自分の家にはなくてもいいけど、たまに行くリゾートホテルにこんなのがあったら最高

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7. 編集の家

蔦屋書店 x 東京R不動産

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  • 雑誌編集者の家。という意味ではなく、住む自分たちで"編集"できる editable, designable という意味だろう。新築の家だけでなく、中古マンションのいわゆるスケルトンリフォームという方法にもつながる

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  • ヒノキの浴槽(\250万!)

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  • モデルルーム的なエリアの奥には、"編集"用のパーツがたくさん売られていて見ているだけでも楽しい

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  • 一品一品に値がついている。ドア鍵やコンセント部分のパーツ

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  • subway ceramics ニューヨーク地下鉄駅で使用されるタイルを家建築に転用。pinterestに使用例が美しくまとまっていた

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入口付近の蔦屋書店

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  • 木材に囲まれた書店。都心に常にあってもいいアイデアだけど、湿気や温度、季節をまたぐメンテナンスが大変なのだろう、期間限定なのもわかる

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