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always one step forward

IT寄りの日常・IT以外の日常。ランニング。美術展や展示会感想。長文でもなるべく読みやすく構成する練習を兼ねています

崖っぷちの男 (2012)

邦題からはあまり期待してなかったけどけっこうおもしろかった。よくある展開なんだけれども、登場人物も少なめなわりに場面展開にぐいぐいと引き込まれ、ラストのストーリーまとめ上げも気持ちよく、気がついたら観終わっていたという感じ。後から考えるとプロットもよく練られている。この同じ感覚は、物語はまったく異なるけれど、ユージュアル・サスペクツを観た後に若干近いかも。(これから観る場合は、YouTubeに上がっている予告編は観ないままのほうがきっと楽しめます)


邦題はいかにも浅薄な感じだけれど、この作品の場合原題も "Man on a Ledge" でひねりようがなく、このままでよかった気がする。主人公以外の何人かの登場男性も、違う意味で「崖っぷちの男」と見ることもできて、そういうところもかけたのかもしれない。


個別にいくつか

  • 大きくは前半と後半で、時間の流れ方ががらっと変わる。前半はじっくり、後半は一気に
    • 「なぜ主人公はルーズベルト・ホテルを選んだのか?」を提示してくれるところが転換点
  • 一方、人の動きや視点から切り取ると、
    • 主人公(アバター主演のサム・ワーシントン)と
    • その弟(と彼女)‥ の並行した動きが中心。切り替わる展開がけっこう速いのだけれど、これもわかりやすかった
  • 「登場人物の心情や立場の変化が、どんな表情や台詞で描かれているか?」
    • 最近の個人的な映画の楽しみはここなんだけれども(よくわからないまま観終わることも多い)、この作品の場合は、崖っぷちで説得を試みる交渉人リディア・マーサーが、主人公側に立つと決めた(あるいは信じられると判断した)その瞬間の表情がよかった
  • 製作年代からは、SNSやら最新通信技術やらを出してもよさそうなのに、それはなく(あえて避けたのかもしれない)、昔からよくある無線や、「内務調査局から仕入れたオフレコ情報」が役立ったり、という、インテリジェンス面での風景はかなり人間味あふれるものだった。これはこれで作品の味になっていると思う
  • 弟の彼女、アンジー役のジェネシス・ロドリゲスがかわいくてセクシー。しかも実動部隊でけっこういい動きをする、という役回りで、きっと監督お気に入りなのだろう
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