always one step forward

2013.12.14 - はてな エンジニアブロガー祭り 参加メモ

書くことは好きなはずなのに、最近はブログを書く時間を作らなくなったなという近況。このもやっとした感じを整理したかったのと、知的好奇心というか"知的刺激"が何かあるかも、と参加した。
職種や書く内容が自分とは異なる皆さんながら、書くことに対する熱い思いが語られ、結果的に書くことに前向きになれたと思う。LT(ライトニングトーク)の空気も初めて味わい、聴きながら「世の中面白い人がいるなあ」と。単純に楽しい時間だった。

先週のJapan.Rではエディタ上のメモを自分で全削除してしまう憂き目も見ていたので、今回は慎重に手を動かしつつメモした。後半のパネルディスカッションで質問した部分、一生懸命聴いたことで逆にメモが少ないという。。以下写真少しとメモを(メモ:箇条書き以外の部分は自分の感想です)

  • 品川駅を港南口側から。この空間はたまに来るけど、行き交う人々も多く方向もさまざま(新幹線改札、アトレ)、東京駅とも少し異なる、不思議なエネルギーがあるなと感じる

 

第1部「ブログとエンジニアとはてな」

はてなブログの紹介。いわゆる開発サイド "中の人" からのトピック。さすがお2人とも話し慣れている感じ

エンジニアのためのはてなブログ講座

たとえばAmazonやYouTubeTwitterのリンクを簡単に貼り付けられ、よく考えられた機能と感じる。ただこの辺りの機能説明がまだ公式ヘルプに足りない。たとえばこのページ先頭の写真はInstagram連携を使っていて、ブログ編集エリアには

[![](http://instagram.com/p/h5hbXXHZW2/media/?size=l)](http://instagram.com/p/h5hbXXHZW2/)

のように貼り付けられる。ただこれより画像サイズを小さくしたいとき、どう書けばよいかの情報が見つからない。どこかに書いてあるのかもしれないけど。ちなみにこの場合は size=m と書けばよい(size=s は効かない)
ただこのあたりは、フィードバックを送れば開発メンバーが見てくれるようなので、ユーザーレベルで指摘するのがよいのだろうな

  • 何を書けばよい?=なんでもいい
    • 作業ログ、調べたこと、思いついたこと、外部記録装置としてのブログ
    • 書いた内容は自然と集合知化される

ここは「ああ、それでいいのか」と背中を押された部分。「ブログのテーマを絞る」=ある言語や環境について記事を蓄積し、そのブログの"性格"ができ上がっていく、という考え方もあると思う。この点では自分は絞れておらず、IT寄りだけでなく美術展の感想なども交えている。まあでもそれが書きたい内容なのでいいか、というカタルシス

これは新鮮。「書き手としてはITエンジニアの割合が多く、良記事はそれなりに見られているけれど、読み手はいわば "Web閲覧する人全員" が母集団」なのでどうしてもそうなるのだろう

たしかに、自分でも予期していない意外な記事にアクセスが多いことがある。どんな検索キーワードで検索されたかもわかる。例えば「うさぎスマッシュ展 感想」キーワードで「2013.10.13 うさぎスマッシュ展 - 東京都現代美術館」にアクセスがけっこうあるのがこの機能でわかる(といっても1日100未満)そうなると一部の古い情報があれば更新しようかな、などの対処もとりやすい。この対処を自発的に - 頼まれたわけでもないのに、見られているからちゃんと書かないと、と思いつつ - 行おうと思えるのが、自分でも何だか不思議

最後のSEO対応についてはなるほどなあと感じた。極端にいえば、まったく同じ内容を書いても、はてなブログで書くかアメブロで書くかで検索されやすさが変わるということか(どちらのサービスが良い悪いの観点ではなく)個人的には著者情報を公開しようとは思わないけれど、仕事関連で技術情報を公開するのであれば、その個人の属性と合わせた投稿のほうが、もちろん"信頼性"は高まると思う

  • 人材募集中(ブログ、ブックマーク)
  • ユーザー数:非公開
    • ダイアリーとブログのアクティブユーザー数が、最近同じくらいになった
  • ダイアリーへアクセス=301リダイレクトでブログへ
  • ダイアリーを閉じる予定はない
  • 有料版ユーザーは増加中
    • 独自ドメイン使っていても、はてなブログであるとちゃんと認識される

Japan.Rでも、会場提供のヤフーさんが同じような感じで人材募集していた。どこも優秀な人が集まっている印象だけれど、必要なところに必要な人材が、という意味ではまだ足りていないのかもしれない

こんなチラシも。たしかにここに来ている人にささる内容。マイクロソフト エバンジェリストのブログにはLTでも紹介されていたXamarinの話題もあり

 

高速にドッグフードを食べる方法

  • id:hitode909 さん(はてな アプリケーションエンジニア)
  • ドッグフード=自社製品を自由に使える
    • 使う人の気持ちを知る=はてなブログで日記767日継続
    • Webサービスを開発しながら使う
  • はてなスター
    • スターだけでなくアイコンやアバターを重ねる遊び試み
    • 2012 はてなブログでアイコン実装
  • 効率よく食べよう
    • はてな記法の導入
    • カテゴリの一括編集(フィードバックによく来ていた要望)
  • エンジニアもデザイナーもgit使う
  • テストはJenkins
    • MySQL複数起動でテスト並列化14分→4分
  • アクセスログ"可聴化"
    • 平穏なときはホワイトノイズ
    • エラーおこるとノイズ流す
  • ボタンクリック数も見ている
    • Kibana
    • [太字]と[斜体]どちらがよく押されているか?など
  • Gyazo GIF
    • スクリーンキャストをGIFで簡単に撮れる

KibanaもGyazoも知らなかった。仕事への使い道がありそう。リソースは公式サイト以外にこんな資料「Kibana入門」も無料で見られる時代。KibanaはいかにもLinuxサーバ向けだけれど、Windowsサービス登録も可能と。流し込むログデータを準備するほうが難敵な感じ。。こういう試行内容をブログに書けばよいな(=ネタはいくらでもある)と思いつつ、なかなか書く時間が、という板挟みもあり

休憩

会場後部に黒Surface4台、うち2台に「出たな!! ツインビー」 懐かしい。。タッチパネルにコントローラが表示されていた。Surfaceは欲しいのだけど、こういうシューティングゲームに精を出すだろうか、、個人的にはちょっと微妙

 

これがクラウディアさんですか。Twitterフォロワーは1万近く

 

第2部「ブログとエンジニアと私」

パネラー皆さんそれぞれの、ブログとの馴れ初めと関わり。さすが登壇されるだけあって書くことにまつわるエピソードも豊富。かといって内輪話になることもなく、いい参加者視点で聴けた。モデレータの id:takahashim 高橋征義さんを含め、皆さんが役割をしっかり果たしていたという印象。全発言を拾えていないけれど、印象に残った内容は以下の通り:

  • id:a666666 長永健介さん
    • 書かずにはいられない性格
      • 寝る前に書き出して3時間経過なども
      • 非モテネタ→技術ネタ
    • 英語ブログ発信
      • 在籍企業が外資系
      • 仕事とは無関係な内容でも、周囲が読む可能性ある環境に日本語はないほうがいい
      • 文法を気にするより、アウトプット継続を重視
  • id:shu223 堤修一さん
    • iOS7リリース前後などの勝負記事には8時間かけたことも
      • ボツ記事もたくさん
      • とにかくメモを残す(ファイル名もつけず"名称未設定 109" "名称未設定 110"などとしたまま)
    • 情報発信は続けてよかった
      • カヤック→現職へ移るきっかけ(ブログ見て声かけられた)
  • id:hyoshiok よしおかひろたかさん
    • 楽天 ← ミラクル・リナックス
    • シリコンバレー日記(もうwayback machineにしかない)
      • 現地にいるけれど日本語で書きたかった
      • 英語環境、実績まだなく、つらい状況の中で枕を涙で濡らす日々‥
    • 「未来はいつか」← 読者は自分
  • id:t-wada 和田卓人さん
    • アジャイル開発チームに入りメンバーがWeb日記書いていた
    • 勉強会に呼ばれ → そのことをブログに書き → それを見た雑誌編集者から声がかかる‥フィードバックが回り始めた
    • ブログの書き方やテーマが、ある程度制限されてしまう
    • 飲んだ日の翌朝だけに更新する裏ブログ
      • これも一種の外部記憶装置、"生存確認履歴"として使える

質問「別のブログサービスへの移行は考えたことがありますか?なぜはてな?」は思わず質問してしまったけれど、みなさんそれぞれ異なった内容ながら、納得できるお答えをいただけたので嬉しかった。といいつつ、回答詳細はこちらの方のレポート 『はてな エンジニアブロガー祭り』に参加してきた」が完璧なのでぜひどうぞ。

LT

5分枠で6名。慣れたトークできっちり自社サービスを紹介する人、勉強中の試行錯誤を素直に語る人、芸人魂で歓談中の人の耳目をも引き込むアーティスト。こういう場にいたことは初めてだったけれど、おそらく、聴くより話すほうで参加するほうが絶対に楽しめる。しかし正直、話す内容があったとしてもキャラクター勝負なところもあるなあ。

  • ピザにビールに。ビールはいい銘柄でかなりの本数、それなりの費用なのに参加者負担は無料、大手スポンサードだとさすがに違う

 

  • Visual Studio Ultimate 2013試用版。LTで紹介されたXamarinとの連携が強化されている

 

おまけ写真

  • ビル2Fの「Microsoft Collection」入れなかったけど楽しいグッズ売り場

 

 

  • ゴルフウェアもあった

 

  • ビル1Fのツリー。子供たちが脇に並んで写真撮っていた