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東京マラソン2014:未経験からの完走記 - 当日編 1 of 2

(完走記の目次はこちらです)

発端(応募〜当選〜参加決定)

前回、2013年の大会は日本橋あたりでちらっと眺めていた。沿道で応援する人々に加え、運営/ボランティアとして関わる人々の数の多さなども含め、ホスピタリティ豊かないい大会だなと感じていた。天気もけっこうよかった。しかしいわゆる他人目線、参加するほうに回ろうとはまったく考えておらず

その夏に募集があった。「出てみる側に回るのも、もしかしたらおもしろそう?かも?」英語にするなら "I will eagerly apply! Yes!" ではなく "I would think a bit about to try to apply" とかそんなレベルの意志。無料、Web応募で完結する気軽さも手伝い、深い思い入れもなく応募

応募したことも忘れていた9月末に「当選」のメールが届く。え?という感じだった:

受信日時:2013/09/26 18:33

件名:東京マラソン2014抽選結果のご報告

このたびは東京マラソン2014にお申込みいただき、誠にありがとうございました。

定員を超えるお申込みがあり、厳正なる抽選を行いました結果、当選となりました。

参加費\10500の振込期限は2013/10/10、つまり2週間の"猶予"がある。まさか走れるとも思っていないので、最初はキャンセルしようとしていた。しかし、10倍といわれるこの権利、「もう一度」はもしかしたら一生ないのかもしれない、と思い出すと、どうやらこれは参加しないわけにはいかないと思い直すようになった。メールから3日めあたりで銀行振込を決行

翌週あたりから、何のあてもなく、スポーツ用品店へ最初のシューズ探し。軽さ重視で選び(これは後で誤りと気づく)、近所の川沿いを適当に週1-2日走り出す。1-2ヶ月後に皇居外苑デビュー、12月から初心者向け練習会にも参加(→練習編へ)

  • ちなみに:申し込み時「マラソン経験」を入力する
    • 「マラソン経験回数」0回、過去ベストタイム・予想タイムは当然「なし」
    • スタートはブロックごとに分かれ、アルファベットがA〜Kまで付される
    • 自分がどこになるか?申告したマラソン経験などで決まる(らしい僕のようなケースだと最後尾(番号先頭が「K」)経験回数、ベストタイムがよいほど前のほう(ゼッケン番号先頭が「A」)
    • さらに陸連登録していると(タイムにかかわらず?)Aに入れるようだ
  • 参考:マラソン・一般参加枠の倍率:

ここから当日

スタートまで

 

  • 手荷物を預けるトラックの前まで徒歩。スタートブロックとはやや離れた位置だったので少し焦った
  • 黄色ジャケットがボランティア皆さん。大勢のランナーに対応するべく、トラックごとに万全の人数。システマティック

 

  • スタートブロック‥へ向かうまでの大行列
    • しかも、セキュリティ対策で新宿中央公園のトイレが使用禁止になったため(当日決定したようだ)、使用可能なトイレへの大行列とが、縦横に交わる形に
    • 事情とはいえ、次回運営面ではけっこう要検討なポイントに思えた
  • わりとぎりぎりに行ったのもあるけど、この時点で8:45近く。9:10スタートに間に合うの?くらいのぎりぎりタイミング。結局間に合った

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  • 9:10 マラソンのスタート号砲。周りはわりと和気あいあいという感じだったけれど、この瞬間はそれも消えてぴりっとしていた
  • DJ TAROさんの声はラジオでよく聴いていたので、個人的にはリラックス

 

  • スタート後も、六本木男声合唱団の合唱が続く
  • 彼らはスタート地点前にいて、このKブロックからは離れており、歌声はスピーカー経由で聴くのだけれど、この寒空の緊張感にあって、けっこう元気をもらえた声だった

 

  • Kブロックはやや遅れて(厳密にはJブロックの皆さんが出払ってから)、前に動き始める
  • この時点では、まだスタート地点にもたどりついておらず、どうせ前は詰まっているのだけれど、はやる気持ちというか、やっぱり僕もこんな風に駆け出してしまった

 

  • ようやくスタート地点が前方に見えてきた

 

  • 皆さん手を振っている。何かの映像にとらえられているようだ

 

 

  • 中央分離帯にビニールの山 by スタート前に着こみ、スタート時に脱いだ人々
    • 本当はマナー違反なのだろうけれど、やむをえず実質的にはOKとされているようだ。おそらくボランティア皆さんが手際よく回収

 

  • スタート地点(都庁第一庁舎⇔都議会議事堂のちょうど間)に森元首相
    • いろいろ言われており、同意もするけれど、最後のランナーまで手を振り見送る姿は好印象

 

スタート〜品川折り返し(約15km地点)

  • いよいよ始まった
    • あとで記録を見ると、スタートラインを越えたのは号砲9:10から約18分後
    • Kブロックスタートだとそれくらい後になる(ブロック内でも整列があり、僕はわりと前のほうだった。後ろのほうだともう5分くらい後ろ?)
  • ちなみにタイムは2種類
    • 「ネット」タイム=このスタートラインを越えてからの時間。9:20に越えて15:20ゴールだとネット6時間
    • 「グロス」タイム=号砲9:10からの時間。同じ15:20ゴールだとグロス6時間10分
  • こういう大規模大会だとどうしても「グロス−ネット」の差が出る
    • 2014/3月中旬に郵送されてきた記録証によれば、「グロス」が正式タイム。「ネット」タイムは「参考」とついていた
    • 人によっては「グロス○時間以内」と目標を立てる人もいる

 

 

  • 新宿大ガード下へ。ああこの広い道路の真ん中を走っている感覚がふしぎ

 

  • 靖国通りを東へ東へ
    • 時計をちらちら見ると、周りのペースはだいたいキロ6分半
    • このあたりにいる人々は(僕も含め)初挑戦組が多いはずで、そのわりにはどう考えてもハイペース。キロ7分〜7分半でいいくらい
    • けどやっぱり周りに合わせて走ってしまう。自分だけ抑えてゆっくり行く、のは難しかった

  • どこかの国の旗(台湾?黄色が入っているので違うかも。不明)
    • 国際色で言えば、韓国、台湾、シンガポールの皆さんがかなりいた。速い人グループには英米系の人々もちらほら
    • ボランティアさんのビブスにも、英語OKの人の胸には「English」ワッペンがあった
    • ワールドマラソンメジャーズに数えられるようになったこともあってか、国籍関係なく参加しやすい大会になっているのは確実。もしかしたら抽選段階でそういう枠があるのかもしれない
    • 当然、2020東京五輪向け、運営面での課題抽出大会にもなっているはず。この大勢からなるボランティア精神は早々になくなるとも思えず、きっとうまくいくだろう

 

  • なんかおる。関羽様っぽいけど台湾の旗があるので違うか
    • この人は、抜きつ抜かれつで結局僕と同じようなペースだったけれど、このかぶり物をずっとつけたまま、バランスを保って走りきっていたので、相当な脚力

 

  • 市ヶ谷。新卒から7年弱在籍した某印刷会社の前を通過
  • 靖国通り沿いのサインポールにDNPenguin

 

  • 靖国通り沿いにも建物が建ったのですね。昔はスーパーマーケット(ポロロッカ)だったような

 

  • 飯田橋。電車待つ人と手を振り合うなど

 

  • またなんかおる

 

 

  • さすがに人気。この人の脚力も相当すごい

 

 

  • 皇居前。この日は竹橋から日比谷方面へ、東側の道を南下した
  • 自主練習ではこの逆回り(反時計回り)で何周もお世話になりました

 

  • 日比谷へ向かう。まだこれだけの人
    • 飯田橋とこのあたりで、わずかに雪がちらついた。昼までは曇り空、昼過ぎは晴天に。おそらく、天気の面ではかなり助かった年

 

  • 横からになったけど、撮影サービスがあるよというサイン
    • これがある場所にプロカメラマンが望遠レンズ装備で複数名待機、ランナーを連写しまくる
    • 後日Webサイトにアップロードされ、参加者はゼッケン番号を頼りに検索→プロが写してくれた自分の写真を購入可能というビジネス。そりゃ欲しくなる

 

  • 10km。日比谷付近
    • この辺も自分の中ではペース速めだけれど、わりと順調だった(案の定、このあときつくなるのだけれど)

 

  • 見づらいけど左下に青いカーペットが3本。シューズにつけたICチップと通信して、ラップタイムが記録される
    • 公式サイトから、ゴール後、もしくは走行中でも(確認しようと思えば)確認できる

 

  • ここで先行の(つまり品川折り返しをすでに終えて戻ってきた)ランナーたちとすれ違う
    • トップ集団には速すぎて出会えず(すでに銀座を抜け浅草へ向かっていたころ)

 

  • ところどころに見る、この救護チームのBMW自転車がかっこよかった(何回か撮った)
    • どのチームも男女ペア、おそらくお医者さん
    • 誰かを救護している場面には出会わなかった。たまたまかもしれないけど、まあいいことだろう

 

  • 新橋付近

 

  • 芝公園付近
    • 反対側の先行ランナーも数が増えてきた。たしかゼッケンは「C」「D」の人たちが多かった
    • 一方3枚上の写真では、沿道側に寄った形で皆さんが走っている。この人たちは主に「A」「B」の人たち

 


特に前半は、反対側を走るランナーを眺めるのがいい気分転換になった。やっぱり速い人はシューズも姿勢も違う。

  • アルファベットごとにランナーはある程度かたまっていて、自己申告とはいえうまいことばらけているな
  • アルファベットごと、5kmごと通過タイムをプロットしたらやっぱり正規分布に近くなるのかな

‥とか何とかは、落ち着いて写真見ている今になると思う。走っているときはもちろんそんな余裕ない


 

  • 折り返し地点が見えてきた、、

 

 

 

このあたりからだんだん余裕がなくなり、写真も減ってゆきます。残りも写真メインですが「当日編2」に続きます