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always one step forward

IT寄りの日常・IT以外の日常。ランニング。美術展や展示会感想。長文でもなるべく読みやすく構成する練習を兼ねています

発売記念イベント参加:書籍「企画は、ひと言。」

レビュープラスさんからの案内で、もうすぐ発売される書籍の、いわゆる発売記念イベントに参加する機会があった。作者の石田章洋さん自身が著作を紹介し「よろしくお願いします!」と締める内容。著者の人柄、三遊亭円楽さんの"弟子"思いな様子、書籍販促イベントというものの雰囲気、も味わえてなかなかレアな経験だった。以下、読後レビューをかねたメモを:


企画は、ひと言。

企画は、ひと言。


イベント

師弟のやりとり

  • 著者石田さん自身がインタビュー(とプレゼン)形式でポイントを語る。書籍の中にある「5S」や「らせん」紹介に時間を多く使われていた
  • 後半は、三遊亭円楽さんが登場して対談形式に。石田さん、放送作家の前に落語家で、円楽(当時は楽太郎)さんの弟子だった。同じ頃に同門だった三遊亭楽大(いまの伊集院光さん)の才能を見て、かなわないなと悟って別の道(放送作家)を志したとのこと。伊集院さんも結局落語家を辞めた人だけれど、当時からそう思わせる片鱗があったのだろうな
  • 本のあとがきに、落語家をやめた後も円楽さんを"人生の師匠"と敬っているとある。その思いを受け、"弟子"である石田さんの出版記念に駆けつけた円楽さん、という様子がうかがえた
  • 会話の雰囲気からは、円楽さんの親心が見えてよかった。いや、親とは少し違うのかもしれないけれど。親子とも、上司/部下とも違う"師弟"の関係。誰かとの師弟経験は自分にはないけれど、充分感じた。最後の写真撮影のときに「本を出すのはいいよ。形に残るから」と円楽さんの言葉があり、それを実行した"弟子"のためにイベント参加したのだろうなというのがよくわかった
  • 本のあとがきに、謝辞として「お世話になった人」を挙げるのはどの書籍でもあるけれど、この石田さんの場合、かかわった人全員をフルネームで挙げていた。深く会話したわけではないけれど、こういうところに人柄が現れているなあと
  • 同じ本を読みはじめるとき、著者の肉声や雰囲気、人となりをざっと知ってから読むと印象は当然変わる。一冊の本とのこういう出会い方もあるんだなという経験だった

販促の案内

  • イベント冒頭に出版元が「○万部目指して‥」と挨拶したり、イベント最後に「書店様向けに販促方法の案内をさせていただきます。円楽師匠交えたインタビュー動画をSDカードで書店様に展開‥」と案内されたり
  • 販促イベントという形で、まったく、プロ向けのそれだった。その中に一部、僕のような一般参加者(もしくはブロガー)が混じっているという構成だった
  • まあこんな機会はなかなかないよなあ、これはこれでレアな体験だった気がする

読後レビュー

AKB48=「会いに行けるアイドル」、トヨタプリウス」=「地球にやさしいエコカー」のように、ヒット商品の企画はひと言で説明できます。優れたアイデアは、必ずひと言でいえるのです。本書は、25年以上にわたり放送作家として活躍し続けてきた著者が、「ひと言」でウケるアイデアを発想する技術をまとめました。さまざまなテレビ番組や映画、ヒット商品を例にしながら、アイデアを生み出すコツを紹介します。

  • この紹介文含め、ぱらっと追った感じからは、書店のビジネス本コーナーで一面積をつねに占める、アイデア・発想のためのノウハウ本とわかる
  • 要は「ひと言」でエッセンスを伝えよう、ということが書かれている。本質はこの1点。そして書籍のタイトルそのものが「ひと言」であり、そのひと言でエッセンスを表しているとも言える
  • 章を進めるにつれて、いろんな例やフレームワーク("5つのS"や"3C")を交えて説明が進んでいく。円の中心に1点があり、いろんな方向の外周から"説明の矢印"が向いている感じ
  • といっても、堅苦しい感じはあまりない。改行多め、積極的にボールド体の小見出しが入り、専門用語も少なめ。章ごとには「まとめ」もあったりで、さらさらと読んでいけた
  • そして読後に 日立 世界ふしぎ発見!バックナンバー - TBSテレビ のページを見てみると、ああたしかに各回のエッセンスを「ひと言」で表しているな、とわかる。さすが「世界・ふしぎ発見!」を長年担当されている放送作家、書籍内容と仕事の内容のリンク、このページを見て納得

章構成

  • 第1章(47ページ)ウケる企画はみんな「ひと言」
  • 第2章(33ページ) ウケるアイデアの5原則
  • 第3章(65ページ)ひと言で発想する技術1 アイデアを生み出す
  • 第4章(32ページ)ひと言で発想する技術2 アイデアをひと言にまとめる技術
  • 第5章(24ページ)「ひと言」を強く、確実に伝えるために

小見出しは冒頭のAmazon.co.jpページにあるのでそちらをどうぞ

どんな人向けか?

  • やっぱり、何らかの理由で「企画書を書く必要がある人」向けだと思う。仕事柄、「通る企画書を書く必要がある」人向け
    • ただ一方で、そういう人は似たようなノウハウ本をたくさん手に取っているはずで、別の本との差別化がどの程度できているか?は、このジャンルの書籍を多く読んでいないので、正直わからない
  • 読み方次第では、自分の考えを言葉にするとき・誰かに何かを報告するときなどに、どう表現すれば伝わるか?という本質を探る手がかりにもなる。そのポイントは意外と人によって異なるのだけれど、何か表現で困っている、もっとこうしたい、と思っている人が、この内容を手にとり、自分なりの消化を行うとよいかもしれない
  • そういう応用が効きそうな点では、職種/業種を問わないビジネスパーソン向けでもあると思う

エレベーター・スピーチより短い時間で伝えるひと言

  • よく聞く「エレベーター・スピーチ」を例示し、さらに「それより短い時間、たとえば上/下に動くエスカレーターですれ違う間の時間で、しっかり伝えられるようなひと言を考えましょう」という話も書かれていた。さすがプロの例え

エレベーター・スピーチ入門

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  • 作者: ジョセフ・ガブリエラ,杉本有造
  • 出版社/メーカー: 我龍社
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