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表示領域で比較する画面解像度:MacBook 12インチ vs MacBook Air 11インチ

今年5月に購入したMacBook 12インチ。それまではMacBook Air 11インチを使用していた。前者を買ったとき、手元に計2台ある状態だった。

前者のRetinaディスプレイの解像度を、後者のそれと比較しようといくつか画像を保存していた。

今さらという感じもするけれど、その画像が発掘された(=単にブログに書くのを忘れていた)ので簡単にまとめておく

基本情報

MacBook Air 11インチ ディスプレイ解像度

  • ディスプレイ

    • 11.6インチ(対角)LEDバックライトクリアワイド スクリーンディスプレイ、数百万色以上対応

    • 対応解像度:

常に「1,344 x 756ピクセル」で快適に使用していた。この"快適に"については後述

MacBook 12インチ ディスプレイ解像度

「スケーリング解像度」なる用語が登場する。

ハードウェア上は2,304 x 1,440まで対応しているけれど、たとえば「1,440 x 900」にスケール(この場合は縮小)している、ということを意味しているようだ

OS上での表示

MacBook 12インチの場合、スペックとして見える解像度は2種類ある。

解像度 2304 x 1440

「この Mac について」→「ディスプレイ」

spec_MB12

小さいけれど中ほどに「2304 x 1440 Retina」とある

system_graphic_MB12

擬似解像度 1440 x 900

「システム環境設定」→「ディスプレイ」

setting_MB12

解像度の数字を選択する方式ではなく、「文字を拡大」から「スペースを拡大」の4段階から選択する。一番右「スペースを拡大」にすると1440 x 900

表示領域いくつかで比較

  • MacBook Air 11インチ(以下MBA11)、1,344 x 756ピクセル
  • MacBook 12インチ(以下MB12)、1440 x 900ピクセル

Safari - 日本経済新聞トップページ

普通のWebページ表示を、ということで、Safariをフルスクリーンにして同じページを表示させてみた

MBA11

ニュース全文が表示され、ソーシャルメディア向けボタンがウィンドウ末尾に来ている

005nikkei_MBA11

MB12

それに加えて数行分、下に表示されている。1画面中の情報量は多い 005nikkei_MB12

Safari - Yahoo! JAPAN トップページのソース表示

とある日のトップページのソースコードSafariでフルスクリーン表示した。

同じ関数が書かれた行99を先頭にして、何行目まで表示されているかで比較

MBA11

(文字が小さすぎるけれど)行124まで表示されている

002yahoosrc_MBA11

MB12

行134まで表示。同じ行でも、より長い部分まで表示されている

002yahoosrc_MB12

Visual Studio Codeでソース表示

上記と同じソースコードを、コードエディタ上で見るとどうなるか?

まずマイクロソフトVisual Studio Code

Microsoft Virtual Academy のご紹介

https://code.visualstudio.com

実際に使ってみたい方はこのあたりからどうぞ

MBA11

行135まで

003VSCode_MBA11

MB12

行147まで。けっこう差が出た

003VSCode_MB12

当然「フォントサイズを大きくしたい」など利用時の個人差はあるだろう。表示開始位置とフォントサイズを揃えることで、相対的な比較とした

Bracketsでソース表示

次にAdobeのBrackets

MBA11

行137まで

004bracket_MBA11

MB12

行143まで。Visual Studio Codeとの比較もできて、カラーリングの違いなども特徴がある

004bracket_MB12

個人の好みでもあると思うけれど、コードエディタについては、より一覧性が高い(=より多くの行を同じ画面に表示できる)ほうがよいので、やっぱりMB12のほうが快適

PDFファイル

「プレビュー」アプリで同じPDFファイルを開き、フルスクリーン表示にした

MBA11

(文字が小さすぎるけど)下部中央、黒いバーの真ん中に「72.3%」表示がある。

これは、フルスクリーン表示したときは、「このPDFファイルを72.3%に縮小表示しています」という意味

001pdf_MBA11

MB12

同じ部分は「84%」表示。「このPDFファイルを84%に縮小表示しています」

001pdf_MB12

表示されている内容(バンクーバーマラソンのコース図)はMBA11とほぼ変わらない。

ややこしいけど、つまり、より少ない縮小率で(=たくさん縮小することなく)PDFファイルを表示できている

おまけ:"快適"とはつねに相対的な感覚

快適という言葉を何度か使った。たしかにその通りなのだけれど、ではMBA11が不快か?そんなことはない。実際にMBA11でずっと問題なく使ってきたわけで。

MB12とMBA11を比べて、はじめて、相対的な感覚として"快適"と言えてしまうということ。

言い換えれば、単に「この(画面は/機能は/UIは)快適だ」という表現がいかに主観的か、ということもわかる。今後使う時は注意しようと思う

おまけ:非スケーリング解像度はいったい

スケーリングされていない「解像度 2304 x 1440」を同じ画面サイズでもし設定できるように将来なれば、一度使ってみたいと思う。単に「字が小さすぎてよくわかりません」という状態かもしれないけど。

Amazon.co.jpではMBA11は買える。MB12はまだ買えない。いつ頃から買えるようになるだろう。

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