長崎旅2 - 柿右衛門窯を探訪
2日目はレンタカーを朝から半日予約していた。
柿右衛門窯が、この日の目的地。かの昔、ポストペットのペンギンに適当に名づけた「柿右衛門」の名を持つ、実在の人がいると知り、検索できてしまう便利な世の中になって以来、いつか行ってみようと思っていたのだった。
あとは特に決めておらず、どこまで行き当たりばったりなのかと思いつつ、途中のコンビニで買ったガイドブックの地図を眺め、だいたい次のポイントを回ることに決めた。
[1] 佐賀県有田市にある「酒井田柿右衛門窯」
[2] 佐世保バーガー
[3] R202、西彼杵半島の西側海沿いの夕陽
■ 2日目
- ホテル1Fの居酒屋で朝食 日本酒メニューにあった「船中八策」が気になる
- 朝、レンタカーを借りるため長崎駅前へ
- 綺麗なシルバーのデミオ
- 気がつけば、昨年6月に手放してからは、車の運転の頻度がかなり下がっていた。正月に実家で運転したくらいだ
- でもまあ、走りだすと慣れもあり、さすが大衆車というか、ハンドルや加速に変な癖もなく、運転しやすい車だった
- しばらくは、路面電車と平行して走る道路
- 車の量は多いが、みんなマナーがよく、走りやすい
- 途中のローソンでドライブ用ガイドブックを買う
- 地図上の距離は測れるけれど、実際の距離感はまったくない。[1]-[3]全部回れるか?は走ってみてつかもう
- その地図とカーナビを併用しながら、途中のハウステンボスは素通りし、12時過ぎには順調に有田駅付近まで到着
- 少し北上すれば伊万里にも行けたが、今回の目的は、ここだけ
- 帰ってから経路検索してみた
- R206をずっと北上、西海パールラインという有料道路を通る、この↓ルートとだいたい同じように走った
柿右衛門窯
- 茅葺きの立派な邸宅が奥にあり、砂利が敷かれ、樹齢百数十年の柿の木が植わった、しずかな庭
- その手前に、当代14代までの作品を展示・販売するきれいな展示館があった
- 普通の絵皿が15万とか30万とか、コーヒーカップ1個でも5万円とか。とても手の出るようなものではない
- 当代の本人に会ったり、窯を直接見ることはできなかったけれど、
- 「濁手」と呼ばれる独特の白
- 皿や器の描画領域すべてを使わない、余白の美
- 作品の趣向や、系譜などを見ることができ、名前を借りたことになっていた「柿右衛門」がだいぶ身近になった
- ほかの窯や伊万里のほうにも興味はあったけれど、今回はいいかとパス
- 佐世保へ向かい、14時前に到着
佐世保
- ハンバーガーや米軍基地、三菱重工の造船所のイメージ
- こういう↓場所や、アーケード外を歩くアメリカ人の多さ。横須賀に近いのかもしれない
- 帰ってから調べると、造船所は三菱ではなく、佐世保重工業という別会社のものだった
- 広い通り沿いのコインパーキングに車を停めて、アーケード街から佐世保駅までをうろうろ
- 「佐世保バーガー」をうたう店は近辺にいくつかあり、たどりついた店が閉店になっていたりもあったが、結局この両店が並ぶ場所までたどりつく
- 隣の「ログキット」という店が立派だったけれど、行列ができていた「ひかり」という店で買った
- マクドナルドより1.3倍くらいの直径、やわらかいベーコンや卵、庶民的な味付け
- 同じハンバーガーでも、ふだんたまに食べるマクドナルドの味付けがどれだけ濃いのかというのがわかった
- 道路が混むかどうか、よく読めなかったので、次のR202をめざして、南へ戻ることにした
半島、西回り
- 長崎県の中でも西寄りに位置する大きな半島、正しい名前は「西彼杵半島」のようだ
- どうやらこの西岸からみる夕陽が美しいと、ガイドブックには書いてあったので、戻るついでに見てみようかと走る
- 半島の中央が山になっている。東から西へ横断する道、緩やかながら、かなりのアップダウンだ。地図だけではわからない感覚
- 中ほどの道沿いの「道の駅 さいかい」を経て、海沿いのR202をひたすら南下する
- 信号がほとんどなく、ゆったりとした下り坂が続く。シフトレバーのHOLDを押してエンジンブレーキをかける、これも久しぶりの感覚
- いかにも景色がよさそうな「道の駅 夕陽が丘そとめ」に16時前後に到着
- 「ド・ロ様」という面白い名前の神父さんがゆかりの場所らしい
- 順調なドライブでもあり、まだまだ明るく、日の入りにはかなり早すぎる到着だ
- 調べると、このまま1時間30分くらい待つ必要がありそうで、迷ったけれど、夕陽はまたの機会にした
- このあたりは、海外旅行とは違って、「来ようと思えば、わりとスムーズに来れる」ことがわかっているので、あきらめの障壁は低い
- 残りの長崎駅前までの経路もひたすら順調で、6時台には到着、返却した
- ルートはだいたいこんな感じ↓