iPhone 3GからSH-03Cへ
2年前から使っていたiPhone 3G、iOS4.2 へアップデートしてからというもの、常用にたえられないほどレスポンスが下がってしまっていた。具体的には、GPS信号をなかなか取得できなくなってしまったようだ。簡単にできると思っていたOSのダウングレードは、調べた限りでは、原則としてできない(できなくはないが、いろいろ厄介な作業が必要)とわかった。
「2年単位で買い替えてくださいよ」という言外のメッセージでもあったように思うが、iPhone 4への乗り換えには、すんなりと進めなかった。巷間の「ソフトバンクの電波がよくない」に何となく納得できるケースを何度か経験していたからだ。終電間際の品川駅で電車に乗った後、終電検索をしたいけれどなかなか接続できない、ということもあった。まあ半分以上は、単に自宅での受信感度がよくないという点だ。ホームアンテナを受け取るためにわざわざADSL契約するのも、今さらという感じがした。「ご自宅付近の電波改善の予定は4ヶ月先以降です」‥ということで、ソフトバンク(モバイル)という会社に今後どれくらい「投資」するかと考えたときに − 毎月安くない額を支払い、けれどそれでいろいろな便利さを手に入れてきたが − もうそろそろいいかなと思ったのだった。
といういきさつもあり、発売日の12/3にドコモショップでSH-03Cに買い替えた。
- とりあえず(Android携帯として、を含めた)現時点での感想を:
- Googleアカウントとの連携:自分のアカウントを柱にして、メールやマップなどの各種サービスをすぐ使用できる仕組みはとてもスムーズ。メール、連絡先など多くのデータは、設定しておけば自動で(わざわざその操作をしなくても)同期される。(これはMobileMeを契約すればiPhoneでも同じことができるはずだが、契約していなかったので詳細は不明)
- アドレス帳の移行:情報が少なく、少し苦労したので、別エントリにまとめておく
- GUI:モリサワ新ゴRフォントが見やすい。この機種を選んだ理由の半分はこれ。小さいようで大きい訴求点だと思う。ほかに「LC明朝」「SHクリスタルタッチ」「DroidSans」が選択できる。
- 3D:自分で3D写真を撮影できるのがおもしろい。店頭やWebの情報を眺めているときは何とも思わなかったが、見慣れた風景や物を撮影してみると、けっこう違って見える。プリインストールの3D動画は12本。「Milkmaid」「書と鯉」がおもしろい。確かに、平面の中に奥行きがある。
- iPhoneに比べて○
- マルチタスク:(極端に書けば)音楽を聴き、歩数計で計測しながらWeb検索をして、乗換案内で検索した結果をメールに貼付けて送る、みたいなことが普通にできる。(これはiPhone 4ならできたのかもしれない)
- iPhoneに比べて△