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19x14の疑似ランダムアート

会社からの帰路の左手、遠目に見えるあるビルの照明を見ていると、時間帯によっては「何かの絵」に見えることがある。立ち止まったり、見とれたり、曜日/時間帯を変えて定点観測してみようか、とまでは思わないけれど、「今日はどんな風に見えるだろうか」とちょっと楽しみにしながらそこを歩くようになった。


以下の写真は時間帯が違うし、曜日も違う。両方で照明が点いている窓があったり、上から4段目のフロアはほとんど点いていなかったり(すべてオフではないのがまた気になる)といろいろ。照明のオン/オフを1/0とすると、「点いているけれどブラインドから漏れる状態」だとやや暗く0.5くらいに見える。その明暗が偶然のグラデーションとなって、いい感じに「何かの絵」に見させてくれる。

  • 潮を吹くこどものクジラ(など)

  • 傘をさす犬(など)

写真から窓の数を数えると、縦19(グランドフロアを入れて20階建てか)x横14=266枚。ざっと見て全体の7-8割が点いていて、粗い平均で75%とすると19x14x0.75=約200枚。という前提条件で、考えられる「何かの絵」の組み合わせは 266C200=266C66≒3e63 通り‥などと無機質に計算してみたけれど、もちろん完全なランダムではないものだし、計算では及ばない偶然がそこに表現されているだろうから、単純にその場の見え方を楽しもうと思う。