always one step forward

使いやすくなったOpenOffice.org

こないだダウンロードした日本語版バージョン3.3は、しばらく見ないうちにすっかり使いやすくなっていた。Officeを買おうか迷いながら「まずはOpenOfficeで」とテストでインストールしたけれど、常用できそうだ。

  • 使い慣れていくと、たとえばImpressでも、簡単な操作を組み合わせるだけで、それなりに訴求力のある資料ができる
  • PDFを含む複数ファイル形式へのエクスポート
  • 日本語化によって失われていないUIのレイアウト(英語メニューを日本語化すると、表示領域が長くなって一部が表示されない/美しくない、というソフトウェアもよくある)

なども好印象。


数年前、たしかバージョン2だったか2.3だったかのころにしばらく触る機会があり、「Microsoft Officeと互換性のある形式のファイルを無償で作成可能」をうたう割には、

  • .pptと全然違うプレゼンテーションファイルができたり、
  • .xlsのスプレッドシートの表示形式や数値の桁数がほとんど引き継がれていなかったり、
  • なぜか1ファイル開くのにやたら重かったり、
  • 当時がりがり書いていたExcelマクロには実質何も対応していなかったり、

と散々な思い出しかなく、そりゃ無料の環境ならこんなもんかと思ったものだった。


「ソフトのことはソフトに聞け」使いたい機能のある程度(70%くらい)には、ヘルプを読まなくてもたどり着けるのがよいソフトウェアだと思っていて、個人的にはこのタイプに属するようになったと思う。開発メンバーと日本語化メンバーの努力の賜物で、既存ソフトウェアとの互換性だけがメリットの時代から、独自の使いやすさという点でものびてきているような気がする。