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2012 華道新年会

恒例の新年会に参加した。今回はいわゆる「看板」をもらう立場で、普通に参加するのとは違う意味合いがある。看板といっても、テーマに沿った作品で採点される月1回の「研究会」への参加と、展示会への出展とで点数を蓄積し、一定の基準に達すると(+上納金を支払うことで)誰でももらえるもの。しかしこれまでの積み重ねの成果でもあり、一つの大きな区切りとして感慨深く受け取った。


会場は例年同じなのだけれど微妙に迷う。年1回しか行かないのに加え、建物に入ってからのダンジョン風通路がくせ者ながら、なんとか到着。表彰式では、年間の研究会を休まず参加するともらえる「1年皆勤賞」をもらう人はけっこう多いが、中には10年皆勤という人もいる。「行くだけでもらえるので」と謙遜されるが、これはこれですごいことだと思う。写真を撮ってもらうため、階下の写真室へ。ちょうど成人式シーズンの日曜、結婚式や成人式の写真を撮る人々の合間を抜けながら写真室に到着し、大きなストロボのついたカメラで何枚かパシャパシャ、、この音を聞く機会がめったに減ってしまったな。


その後、庭園の見える広間で高級な中華料理、余興として和泉流の狂言「若松」を観ることができた。宗家継承問題、プロレス参戦など外野の話題が多かった和泉元彌さんは元気かな、とふと思いながら(ブログによると「狂言ライブ」をやっているようだ)、「狂言は能楽の一種で、さらにその元は猿楽から始まり、現在に残っています」「狂言には現在2流派があり、大蔵流和泉流です」などの基本的なことを話してくれてためになった。