CP+ 2012
CP+ カメラと写真の総合展示会 http://www.cpplus.jp/
昨年に続いて観に行った。近所でこれだけの展示会をやってくれるのはやっぱりいい。昨年末にPENTAX Qを買い、カメラそのものへの興味が増えたことが一年前との違いだ。また、今回は御苗場をじっくり観ることができた。最終日の終了間際だったからかもしれないが、出展者含めて、人の集まりや交流がそこかしこにみられて、こういうのもいいなと思った。CEATECやSEMICONなど、いわゆる一般向けBtoCの展示会にもこのような場はなく(強いていうなら大学研究室のポスター発表のブース)、この展示会を特徴づけているように感じた。
カメラ本体よりは、撮影された写真に興味があるので、「製品に実装された技術そのもの」「そのアピールの仕方」「撮影作品」の博覧会として楽しんでいる。各社の新機種をきっちり見比べるとか、ハードウェアとしてのカメラスペックを手で感じる、という点にはそれほど興味はない。コンパニオンを真摯に撮影することもない。内容そのものは、プロのレポートをたどったり、丁寧に動画をつくってまとめてくれている人もいて、だいたいカバーできるので、あとは個人的な印象を。
昨年の感想を読み直すと、当時はおもしろい展開と感じたカシオ計算機、今回はあまり気合いを感じなかった。一眼だレンズだクラウドだ、という他社の本格攻勢に打つ手を出しあぐねている、といった感じだった。「撮影したゴルフスイングの動画に、体型への補助線を入れて分析する機能付き」コンパクトデジカメ、というニッチなデモを行っていた。もちろん他機種を触ることもできたが、あまり訴求するものはなかった。
SNSや動画配信サービスの活用度が格段に上がっていた。
- メーカーごとに開設されたfacebookページで「今日も来場ありがとうございました」「展示の裏側です」的な写真がアップロードされたり、
- twitterアカウントで写真投稿を募集して、flipboardというアプリが入った会場のiPadで気軽に閲覧できたり、
- PRを兼ねたセミナーは当然のようにUstream配信されて、部屋でも観ることができる
あとは写真を。
- コシノジュンコさんニコンを語る
- あのQV-10から17年か、と感じた歴史展示。こうやって技術発展の歴史が語られるときは、残念ながら価値ある新技術がうまれていない(ことが多い)
- やたら人気だったセミナー。たしかにかわいい。話し方もうまくて、惹きつけられるのがわかる