2016/1/4 箱根駅伝 復路10区(23.1km)トレース走
ハヤシライス、年越し蕎麦、おせち、白味噌雑煮、すき焼きなど美味しい料理を堪能した年末年始。運動らしい運動もなく、帰省から戻った1/4、これはさすがに走っておかないと、と長めに走ることにした。
どこにしようか?地図を眺めはじめると、やはり1/2-1/3に開催されていた箱根駅伝の印象は強く、調べてみると1区間20km前後とわかった。このうち1区間、(歩道中心、交通ルールに従いつつ、当然ゆっくりで)同じコースを走ってみることにした。
201箱根駅伝速報号2016 (陸上競技マガジン2月号増刊)
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どの区間にするか?ゴール後に一番家に近い、という単純な理由で最後の10区にした。
「トレース走」
文字通り、大会本番のコースをトレースして走る、の意味で使った。検索したら意外とヒットせず、一般的な呼び方ではないようだ。「試走」がより一般的かもしれない。
道中で得たこと
走った時間帯も、スピードも異なるけれど、10区の選手たちと同じ視点で過ごすことができた(と思う)
- 多摩川をまたぐ六郷橋からの、多摩川や京急の景色
- 京急蒲田・平和島あたりの道の細さ
- 北品川「新八ツ山橋」交差点を右に曲がり、やや見下ろせる品川駅方面の風景
- 品川駅から続く第一京浜を抜け、左折してから増上寺や東京タワーを望む、東京マラソンと同じ景色
- 馬場先門→京橋→日本橋とラストスパートで足を運び、三越前を左折後の、大手町までの直線
復路10区
さすが独占中継を長く続けるテレビ局、紹介文も躍動している。
復路 第10区:鶴見~大手町 23.0km
- 全長217.1キロを締めくくる最終区間。9人の汗が染み込んだ襷とアンカーの重責を背負って、神奈川・鶴見中継所から東京・大手町フィニッシュ地点を目指す。上昇する気温、復路2番目の長距離、突然吹くビル風などに選手たちは苦しめられる。
コースは動画で紹介されている。↓クリックで該当の区間付近から再生。42秒あたりの白い柱が鶴見中継所)
最初にGPSログ
時間は測ったけれどあまり気にせず。とにかく、10区コースをそのままたどることを目的にした
あとは淡々と写真中心に:
鶴見中継所
http://www.hakone-ekiden.jp/course/tsurumi.html
鶴見市場駅からはそれほど離れていない。「国道方面」の案内に従うと、交番前にたどりつく
近くの歩道橋から10区中継所を見下ろしてみる
記念碑が建っていた。交番とは反対側=往路側(1区→2区)の中継点にある。「明日へ走る」
スタート
10区の場合、中盤あたりまでは「国道15号(第一京浜)」をひたすら進めばよい。とてもシンプルなルート
前日まで本番の大会が行われていた。まだ交通規制の看板が残る
六郷の渡し
多摩川。京急の電車と、ゴルフ練習場と
京急蒲田駅付近の高架。しぶい「KEIKYU」の文字
京急蒲田駅の高架
環七通りと交差した。まだまだ第一京浜を行く
めずらしく雪吊りがほどこされている。木を大切にするお寺なのだろう
「新八ツ山橋」交差点。交通量がとても多い。そしてわかりやすく下り坂になっている
品川駅付近
品川宿の旗
日比谷通りへ左折
ずっと来た第一京浜を抜け、左折して日比谷通りへ進む
増上寺、東京タワー
東京タワー
「馬場先門」右折
「馬場先門」交差点。日比谷通りと都道406号線の交差。これを右折
「京橋」左折
京橋付近
五街道の起点、道路元標(のレプリカ)
三越前左折、あとは直線
ゴールの読売新聞東京本社ビル
ゴール地点の記念碑。関係者それぞれ、どんな思いでこれを眺めてきたのだろう
箱根駅伝不要論?
毎回、選手への負担(マラソン選手育成への"障害"では?)などから、大会不要論なども一部出る。
上記記事は不要論ということではなく、選手負担を考えた「1選手あたり、5区を走る回数を制限する」案で、おもしろいと思う。
個人的には、関西出身で、出場大学に縁があるわけでもなく、箱根駅伝に対する思い入れはそれほどない。しかし、一定のルールの下で、各大学が個人走力・チームマネジメント力を競う形になっていておもしろいし、個人的には不要とは思わない。
2年連続優勝、原監督率いる青山学院大学はよいケーススタディになると思う。
フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉
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ともかく、高い視聴率を得続ける="準・国民的"正月の風景として定番化している現状、大会がなくなることは当面考えにくい。一種の日本的平和の象徴とも言えるなと思う。
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