always one step forward

科学と音楽の響宴 2010

  • タイトルに惹かれたのと、
  • カーボンナノチューブの(とは本人は呼ばれたくないようだったが)飯島さんの話を聴くため、
  • そして久々にクラシックを聴くのもいいなと思い、

はるばるつくば駅前まで赴いた。つくばエクスプレスに乗ったのももう1年ぶりで、相変わらずやたら速かったけれど、つくばまではひと旅行という感じだった。

さすがに講演慣れされた語り口で、これまでの業績、もちろんCNTのこと、そして今進めている研究についてもわかりやすく語りつつ、全体をコンパクトにまとめる「講演力」はさすがと感じた。飾り気がまったくなく、フラットな雰囲気が印象的だった。あくまで電子顕微鏡の開発が自分の仕事であり、CNTの発見は嬉しいけれど、どちらかというと脇道で見つかったものなんです、ということだ。

聴衆はまさに老若男女という感じで、年配の方が比較的多かったようだ。市が主催の講演で、クラシックコンサートとの異色の組み合わせだったからかもしれないが、講演後の質問が1つも出ず、5つくらい浮かんだ質問をいくつかしようかとよっぽど思ったけれど、結局できなかったのが、今ではちょっと悔やまれる。

講演メモ

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