always one step forward

爺ちゃんの名にかけて







さんざん足を引っ張られる中で、”逃げない”解散を決めたあたりから、麻生さんのこの信念のようなものはどこからくるのだろうと感じて、そういえば吉田茂さんの孫だったと、この講演を4月に聴きにいった縁もあり、思い切ってハードカバー本を購入した。



作者の北さん曰く「日本を元気にしたい、日本人を元気にしたい」という想いで書かれたとの通り、吉田茂さんの人物像や功績、交友関係、よく人とぶつかったエピソードが鮮明かつリズミカルに語られ、後半のサンフランシスコ訪問のくだりは特に活き活きとして、たしかに元気をもらえた。



歴史的な経緯から、当然、文中に「鳩山」の字もかなり多く、奇しくも鳩山家との再対決という意味でも、いろいろ言われながらも「日本主権回復」の信念を成し遂げた爺ちゃんに自分を重ねているのだろうなと、ちょっと見方が変わったというか、麻生さんを応援したくなった。