GarageBand '11で音声録音→mp3ファイルへ出力
仕事でWeb公開用口述データの作成が必要になったものの、自席でぶつぶつと独り言のように録音するわけにも行かず、別室の会議室では空調の音がじゃますぎて、いい録音環境がなかなか見つからなかった。あらためて思い直すと、自宅は静かな環境で、そうかここなら録音できるな、といろいろソフトを探していた。
iLifeの一部としてパソコンに最初から付属していたGarageBandは、これまでなかなか使う機会がなかったが、「音声録音→mp3出力」に便利なツールでもあることを初めて知った。HDだロスレスだという品質は不要で、通常のmp3ファイルで充分という場合はこの方法でいけそうだ。以下にその手順をまとめておく(GarageBand '11、バージョンは6.0.1)
- 起動するとウィザードが開くので、左側[新規プロジェクト]→右の一覧から Voice を選択(あとでトラックを削除するので実は何でもよい)
- 保存するプロジェクト名と場所を決める。キーや拍子記号は使わないのでそのままでよい
- 起動したら、環境設定で「オーディオ入力」が内蔵マイクになっているかを確認(通常は「システム設定」でもよいが念のため設定)
- トラック「Male Basic」「Female Basic」がテンプレートに含まれている。不要なので、それぞれ選択して[トラックを削除]
- [トラック]→[新規基本トラック]
- 「No Effects」というトラックが追加される。これで録音準備はOK
- 録音ボタンをクリックすると開始。マイクに(というよりパソコン本体に)向けて話した内容が録音される
- 色つきの背景で波形が表示されていく。無音部分は波形なし。スタートに失敗しても後で分割や削除ができるので適当に
- 止めたいときは停止ボタン
- 停止中はその停止ボタンが「巻き戻し」ボタンになる。押すと先頭に戻れる。聴きたい位置で再生ボタン
- 再生中の波形は紫色で表示される
- 「この位置に雑音が入ったな」など、部分的に削除したい場合は[編集]→[分割]を使う
- カーソル位置でトラックが分割され、独立して編集ができる。削除したい場合は、その部分をクリックすると色が濃くなるので、[Delete]