キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ザ・アメリカン、深く考えずに楽しませてくれる映画。メカ要素あり、侵入あり、格闘あり、カーチェイスあり、友情もあり、で飽きさせない136分。3D向けの場面もかなりあるけど、2Dでも楽しめると思う。以下ネタバレなしの感想を:
キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー (ShoPro Books)
- 作者: エド・ブルベイカー,スティーブ・エプティング,堺三保
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2011/09/29
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メッセージ性
- 政治・歴史的な"裏"テーマとして、ウォーターゲート事件・イラク戦争の暗部(タイトルでもある「冬の兵士」で検索するといろいろ)・現代の監視社会、などが描かれているようである
- そのあたりの知識をしっくりと得ているアメリカ人であれば、作中でキャプテン・アメリカが縦横無尽に操る丸いシールドの星条旗も、おおという感じで、違ったように見えるのかもしれない
- ただ、その知識がなくても、充分楽しめるようにはできている。さすがそのへんは国際向けハリウッド映画
- 前作「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」や「アベンジャーズ」とのつながりも多少描かれるけれど、観ていなくても問題ないと思います
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気に入った細かいポイント
- サミュエル・L・ジャクソン演じるフューリー長官、運転するシボレーが完全に音声認識対応
- ドライバーは、ハンドルは握るのだけれど自動運転。「混んでない道は?」とたずねると即検索してルート変更。わりと近い未来、こうなるんだろうな
- ある人工知能がキーとして登場。作られた時代設定を反映し、膨大なテープドライブに囲まれた、旧時代の"計算機"で表現される。そのわりにAIのレスポンスが速くて「いやいやそれはないやろ^^;」という点。微妙につっこみポイント
- 主人公キャプテン・アメリカと、青シャツのアップルストア店員とのやりとりがある。明らかに時間を取っていて、制作側の思い入れが何かあるんだろうなあとにやにや
- エンドクレジットは2回あり、1回目の(主なキャラクター紹介の)CGがかっこいい。日本の切り絵を思い出させてくれる。個人的にはこれを観られたのもよかった
- 2回目のクレジット後にも少しストーリー流れます
- 印象に残った台詞:すれ違うときの "Neighbour."(どこかは観てのお楽しみ)
キャスト
- ピアース役、ロバート・レッドフォードさん。いかにもお歳を召しているなとわかるものの怪演
- 思ったより登場シーンがたくさんあった。美しく、しかし冷酷な感じさえする台詞回し
ロマノフ役、スカーレット・ヨハンソンさん。アクションありITギークありでかっこよすぎ。「アベンジャーズ」ブラック・ウィドウと同じ雰囲気
予告動画はいくつかあるけど、この2つくらいにして、後は観ないほうが本編を楽しめると思う