世界報道写真展2012
恵比寿の東京都写真美術館、何だかんだと毎年観ている報道写真展。雨風のきつい平日、さすがに空いていて、おかげでじっくり観られた。感じることは多くても、言葉にできることはあまりなくて、言葉がないという表現がしっくりあてはまる時間だった。
- wikipedia:ジャスミン革命 がチュニジアで起こったこと(エジプトと思っていた)
- 自称キリスト教原理主義者による wikipedia:ノルウェー連続テロ事件 (こんなひどい事件が起こっていたことさえ知らなかった)
など、正直、今回は、自分がよく知らない事件や出来事がたくさん並んでいた。ふだんから積極的に海外の情報を集めているわけではないけれど、やっぱり昨年(2011年)は、世界で起こった(将来世界史の教科書に載るであろう)出来事への関心が、例年と比べて相対的に低かったなとあらためて感じる。
写真ごとの説明は日/英とも客観的な表現で良く、これが観られるから行くというのも少しある。事件やエピソードの歴史背景も何となくわかるし、ライティングの勉強にもなる。今回は特に便利な分詞構文が何となく多用されているなと気づいてよかった。書き言葉ならではの道具というか、意味上の主語さえ合わせれば、適当に続けても、それなりに意味がとおってしまうので結構使ってしまう。きっとこれを書いた人とは「便利ですよねえ」と話が合うだろうなとまで思える。