第50番 御神籤
今年初めに引いたおみくじ。写経のごとく書き写すと心身に染みこむだろうか、というテスト。
上段:第50番 御神籤
まず短歌
- 苔むせる 山の岩が根 千代へても 動かぬほどの 心ならまし
その説明
- 心を決めて いろいろとさわがず 迷わず 今までの事をつとめればよし
- 何事にも手を出してはいけません
- つねにひかえ目にして事をなさい吉
→ 平常心、忍耐、あわてず、穏やかに、という感じ。千代に苔にと、君が代かと思った
中段:運勢
中吉
下段:個別項目
()はふりがな
- 願望(ねがいごと):ととのう 物に迷うてはいけません
- 待人(まちびと):来ず 音信(おとづれ)あり
- 失物(うせもの):物にかくれて出ず
- 旅行(たびだち):よろし
- 商売(あきない):損もなし 利少し
- 学問(がくもん):怠心を直し目標を早目に定めよ
- 相場(そうば):思い切れ 大利あり
ここで段が変わる
- 争事(あらそい):控えたるがよし
- 恋愛(れんあい):良い 父母に告げよ
- 転居(やうつり):利益なし
- 出産(おさん):安心せよ 難なし
- 病気(やまい):気遣いしすぎるな
- 縁談(えんだん):他人の言葉を信ぜず自分で考えよ
→ どちらかというと、控えめに行きましょう、ということのようだ。
「学問」「恋愛」「縁談」はやたら具体的なアドバイス。いや、そう感じるということは、自分の心がそこに向いているということか。
書く前よりは心身に染み込んだ気がする。
おまけ:メッセージの普遍性
例えば「怠心を直し目標を早目に定めよ」でWeb検索するといくつもヒットする。
- 時間の普遍性:古い内容は2007年などがある。つまり、このメッセージはもう何年も変わっていないことがわかる
- 場所の普遍性:全国どこでも、この50番を引いた人は同じメッセージを読む
- 役割の普遍性:書いてある内容は全く同じであるのに、読んだ人によって自分なりに解釈し、一年の計のきっかけにしたり、その場ですぐ忘れたりする
もしや、と「第50番 御神籤」検索でもやっぱり見つかり、たとえば
のように、もう番号ごとの内容をぜんぶ調べている人もいる。
そして、これもやっぱりというか、「御神籤」をAmazon検索すると:
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まあそうはいっても、おみくじを引くのはその場で1人1回だろうし、一期一会の番号を巫女さんに告げ、短冊状の紙をもらうその瞬間まで、やましいことは何も考えず純粋な気持ちでいることは間違いない