ドラえもん学
ドラえもんフリークの大学教授によるドラえもん歴史まとめ本、ではあるのだけれど、えらくよくまとまっていてびっくりした。
どの雑誌にいつ何の作品が掲載されたか、を時系列に整理しようとする試みや、ところどころに出てくる集計表(たとえば「これまでに一番多く登場したひみつ道具(*)」)、「全作品名をエクセルに入力して~」のくだりを読むたびに、「学」にまで高めてやろうという著者の情熱を感じる。
末尾「あらすじで読むドラえもん」の章に「のび太と鉄人兵団」が載っていて、小学生のころ映画館であ観て「リルルが消えてしまうシーン」で泣いてしまったなあと思い出しつつ、この年になってあらためてあらすじを読んで、なんだか変な感慨深さが残った。
(*) ちなみに1位はタケコプターで263作品(+最初はヘリトンボと呼ばれていたとのこと)