街歩きでiPhoneカメラテクニック習得
フォトグラファーが教えるスマホの写真撮影術~ スマホの「小ささ」を活かして、虫の視点で写真を撮ってみよう!~
という、「東京てくてく」さんが主催する街歩きイベントに参加した。有償とはいえ時間と合わせて気軽な感じで(だいたい2時間\2000)、天気よいお台場海浜公園の海沿いをてくてくと歩き、たまたま行われていたドラゴンボートレースの太鼓の音も聴きながら、フレンドリーな感じでカメラテクニックも教わることができて楽しかった。
教わった点まとめ
- カメラレンズは端末の上の端にある
- これを利用して、上下逆に持って撮影すると、地面すれすれや、草花の葉の間、人間がとるにはむずかしい視点(例えて"虫の視点")で撮影できる
- iPhoneカメラアプリを起動し、撮影ボタンを押す前に‥
- 画面のある点Aをタップすると → その点Aを基準に露出が合う
- 画面のある点Aを長押しすると → その点Aを基準に露出とピント(フォーカス)が合う
- 露出を合わせたい点Aと、フォーカスを合わせたい点Bを別々にしたいことがある
- 例)A:後ろの明るい背景を入れつつ、B:暗めの手前の対象にピントをしっかり合わせたい、というケース。露出が合わないと明るい背景が白飛びして残念なパターン(けっこうある)
- これは現在の標準カメラアプリではできないので、Camera Plusなど(低価格だけど)優秀なアプリを使う
1.は何となく使ってたけど2. 3.は知らなかった。3.はこないだ入れたKitCamもできるようだ。まあ、標準アプリでそれなりに撮れるので、カメラアプリは意識して使う"練習"をしないと、結局一度もさわらずのまま、ということになる(今がまさにそう)
NPO法人による企画と運営、という視点で考えると
この内容は、あり方としてけっこう面白いと思った:
- ガイド担当の人は観光業のプロではなく、その道に詳しい人々(カメラ系ならプロフォトグラファー、街歩きならその土地や歴史にかなり詳しい人)へ直接依頼する、という仕組みのようだ。試行錯誤や目に見えない苦労はありそうだけれど、"人のつながり"で成り立っている感じを受ける。こういう時代、これはいいことだなと思う
- いつの時代も人の動きはとどまらず、就職、転勤、転職、結婚等で「これから東京をよく知りたいんです」という人々は、世代を問わずけっこう多いと思う。(一言で都内在住といっても、自分のようにまだ移り住んで数ヶ月、のような人もいる)
- 一方で、歩いて楽しい場所は東京にはそこかしこにあり、そういう人向けにこのような街歩き系イベントのニーズはけっこうあるんじゃないかと
- 横浜も歩きたい場所は多く、同じようなニーズがありそう。取り組みはすでにあって、
- たとえば横浜シティガイド協会が行っている。参加したことはないけれど、きっと同じ雰囲気だろう。歴史とノウハウがかなりありそう。Webサイトは、、もう少し現代風でもよいのかも
- 観光・イベント情報そのものは横浜観光コンベンション・ビューローががっちりまとめてます、という感じなのだけれど、ビジネスライクで、もはや草の根という雰囲気がしない。昨年のOPEN YOKOHAMAのようなキャンペーンが今年もあるとおもしろいのだけれど
- 最近だとこの「ハナラボ」もおそらく「歩いて街を知りましょう」という活動を取り入れるのでは
あとは写真を
- 「参加ごとにシールをどうぞ」かわいらしい。手抜きのないデザインなのは意外と大切(と思う、こういう集まりの場合は)
- 薄手、小型の革製バインダー。当日説明資料が挟まり、アンケートを書く下敷きになり、メモもしやすい。終了後にはアンケート+バインダーで返却。よく考えられてるなー(注:ペンは自分のですがなくても借りられました)
- 駐車場前の警備員さん。お疲れさまです
- レインボーブリッジ一望。こんな位置から眺めるのは初めて。夜も綺麗そうだ
- 自由の女神像をいろんな視点で撮りましょう、の時間になり、それぞれ思い思いの位置でしばし撮影
- 方向案内の石像にくりぬかれた矢印部分があって、うまく覗けたらとがんばったけどかぶりましたの図
- 虫の視点で、とレンズを幹に近づけた。フォーカスをどこに合わせるかですこし表情が変わる。個人的には(より手前に合わせた)右が好み
- デッキすれすれ。特にストーリーはないけどこの視点は確かに新鮮
- 海浜公園には花も咲いていました
- 見返すと、あまり虫の視点は意識してない。。寄るだけではいい感じには撮れないことに気づき、適当に試行錯誤していた
- 「龍舟」ドラゴンボート
- これはどちらかというとマスコットTシャツで、チームごとのユニフォームはこれではなかった。それぞれデザインされたユニフォームを着込んで、みなさんチーム戦がんばってました
- これも虫の視点
- さっそくフォーカス固定を活用。いわゆるマクロ撮影、こんなのは昨日までは撮る方法を知らなかった(しかし寄りすぎると合わない。iPhoneレンズの性能上限)
- 色とりどりなうちわ的な何か
- パノラマ撮影も
- オリジナルは横1024x縦313ピクセル。水平方向に撮影範囲を伸ばしすぎるとこのように地面が湾曲してしまう。あえて撮影範囲を抑えることでそれを防ぐ、というtipsも教わった
- 縦方向にも動かしてみた
- オリジナルは横639x縦1024ピクセル。もっと縦に動かしても良かったかも
- 適当に合わせていた中での個人的ベスト。スニーカーかなにかの足跡
- 足を洗う子供たち
- 花や空
- 寄り添ってます
- 台場の先端近く、カモがのんきに休憩していた
- フォーカス+露出同時固定の例
- 左が手前のまつぼっくり、右が奥のレインボーブリッジ
- 両方のいいとこ取りをするにはアプリが必要(自分の中では次のレベル)
- 虫の視点でレインボーブリッジ。いや、もっとすれすれで撮れたら良かった
- 虫の視点で花。これももう少し、、というところ
- ランチ。けっこう待ったけど。料理はわりとすぐ出てきた。ごちそうさま
- 動画はほとんど撮らなかったけれど、出発前の近所のホテルでの屋外チャペル