2014.05.25 黒部名水マラソン+富山地方鉄道ALPS EXPRESS
昨年まではハーフ、今年からフル化されたマラソン大会。練習+旅行をかねて10kmに参加した。正直「名水」という言葉に惹かれたのもある。練習といいつつも、しんどい一路だったことに変わりはなく、10kmも42.195kmも準備の大切さは同じだなと実感した。ゴール後の水のおいしさは期待どおり最高だった。以下、道中や富山地方鉄道の写真と合わせて:
大会前日:黒部駅〜富山駅
東京駅〜越後湯沢駅〜黒部駅とJR三昧。片道3時間強。こういう移動は、帰省以外ではかなり久しぶり
越後湯沢駅までは70分ほど。0番線のほくほく線という路線に乗り換え、黒部駅までのんびり向かう
0番線・0番のりば大全
田植えシーズンの田んぼ、その向こうに山々。こういう景色が多かった
黒部駅。のどか
- 参加受付のため、スタート/ゴール地点でもある、黒部市総合体育センターへ
- その途中に綺麗な川。高橋川というらしい。大きな黒部川のすぐ脇を流れていることが地図でわかる
- 富山の水をもっと知ろう - とやま名水ナビ によれば、「名水」は黒部だけでなく、県全体で推し進める活動・アピールポイントのようだ。たしかに、水道水もおいしかった(ように思う)
参加登録を終えてゼッケンやTシャツをもらった。大会ではこれを着て走った。帰宅してから気づいたけど、走っている人の形が「くろべ」の文字になっている
- 奥に山々、黒部駅到着の電車
黒部市内、その西に隣接する滑川市内のホテル/旅館、ネット予約できるものはすべて満室。大会参加を決めるのは2-3ヶ月前。たいてい午前スタートなので、遠方から参加なら前泊。みんな考えることは同じで、大会エントリー時点で宿泊場所もすみやかにおさえないといけない(と今回よくわかった)
- 北陸新幹線開通を待ちわびる雰囲気が駅周りのそこかしこに
大会当日
朝10:15スタート。10km=フルの1/4、と気軽な気持ちでスタートしたら、蒸し暑さと午前の陽射しで思いのほかしんどく、後半はけっこう歩いてしまう。終わってみればキロ8分ペースの1時間20分。全体の制限時間が90分に対してけっこうぎりぎりだった
後日公開されたコンディションによれば、当日は1日通じて25℃を超えることはなく(もうちょっとあると思ってた)、湿度60%だったことが蒸し暑さの理由だったようだ
会場の雰囲気
- 「10kmの部」より少し前にスタートした「5kmの部」のスタートシーン。さすが速い
スタート〜ゴール
- スタート前。こう見ると、帽子かぶっている人がほとんど。やっぱりいりますね。無しで走ったことが、体力奪われるスピードに影響したかも
- コース後半、日本海沿いの道。こう見ると晴れやかな良い景色なのだけれど、暑くてなかなかきつかった思い出
- 折り返し点(といっても10kmコースの距離上ではかなり後半。第2関門、7.7km地点)
- 高橋川アゲイン
- ゴール見えてきました
- ゴール!
- ゴール後にこの水。好きなだけどうぞのパターン。そりゃおいしいはずです
ゴール後の風景
- その場で発行される完走証。カーターさんのメダルと一緒に
- カーターさん=あのジミー・カーター元米大統領。YKKとの関連で黒部を来訪、スターター務めた地元のジョギング大会に"飛び入り参加"したのが由来だそう。その辺りの歴史はこのページに:
- これは重要、マッサージコーナー。無料だったからかさすがの行列。あきらめる
- どうやらふだんは噴水周りの憩いの場。このときは中央のベンチに「アイシングコーナー」と張り紙が。たしかに冷やせますね
- (かなり遠目だけれど)高橋尚子さん司会のイベント。「プレゼント持ってきたのでじゃんけん大会しましょう〜」とか。いろいろ進行慣れの感じ。アスリートかつ司会もうまいという。。
- 参加者だけでなく、応援する家族も集まる場所。そこを盛り上げようという主催者の意図を汲んで、全国の市民マラソン大会をかなり行脚されているようだ
- まぎれもない国民栄誉賞受賞者で、Wikipediaを改めて見ると戦績やら伝説やらすごい
会場からは温泉へのシャトルバスが出ていた。片道約30分。富山駅から予約していた帰りの電車まではまだ時間があり、温泉つかる時間もあるなあと向かうことにした
- マラソン会場では黒部・宇奈月温泉観光局のブースがあり、温泉入浴\500でどうぞの券を売っていた。電車とバスの時間の違いとか、こちらの視点でいろいろ教えてくれたのでよかった。プロのサービスとはこういうもの
- Webサイトも全般的に見やすい 黒部・宇奈月温泉観光局
- 来年3月、北陸新幹線の新駅もできることだし、この辺りの地域はまた注目されると思う
宇奈月温泉
- 川に寄り添う線路、青々とした山を背にした駅舎
- 雰囲気はけっこうよかったけれど、日曜午後のわりにはわりと寂れた印象で、あれ、という感じ
- ただ、トロッコ列車の駅前は大型バスが多数乗り付けにぎわっていた。やっぱりこの地域はトロッコ列車がメインなのだろう
EMU
変わった形の電気自動車。「でんき宇奈月プロジェクト」等を見ると「小水力(マイクロ水力)発電」がキーワードのようだ。水源が街中に近く、水流を使いやすい場所でよく行われる発電。そしてこの車は得られた電力で走っている
トロッコ列車
結局乗らなかったけれど一応遠目から。雄大な山の緑に赤塗りの鉄橋、列車がゆっくりと向かっていく
- 先頭車両。街中では見かけないタイプ(そりゃそうか)
- 黒部ダムと同じく関電管轄なのでこういう寮もありますね
富山地方鉄道 ALPS EXPRESS
富山駅方面へ戻る電車、時間帯でたまたまこれにしたけれど、印象に残る電車だった。この投稿のタイトルに加えたくらい。いわゆる観光列車:富山地方鉄道 観光列車 アルプスエクスプレス
- 木製のテーブル
- のれんがあしらわれ、床も木製
道中、景色がよかった。なぜか写真は撮っていない。何となく眺めるだけで時間が過ぎていった。走った後+温泉に入った後=完全にリラックスしきっていたかも
- 「ひがしみっかいち」古くかつポップなフォント
- 魚津でJRに乗り換えるつもりが、居心地がよかったので、そのまま電鉄富山駅まで乗ることにした。乗り越し精算のチケット
- 上市駅ではスイッチバック
- 数分停車し、今まで最後尾だった車掌席に運転手さんが走り、車掌さんは入れ替わりで最後尾車両へ
- 終着、電鉄富山駅