2013/8/11 ウェザーニューズ社株主総会+会社見学会
株主総会ってどんな雰囲気なんだろう、というのはけっこう以前から興味があった。まあだいたいの企業は、証券会社の投資セミナーと同じく平日昼間開催がほとんど(来てほしい対象を考慮するとそうなるか)でなかなか行けなかった。
この会社は日曜開催を社是としているようで、今回は案内が来ていた日程で時間も合ったので幕張まで赴いた。概要などはこのページに「第27期定時株主総会招集ご通知」が公開されているので割愛として、同時に参加した会社見学会での風景なども合わせて感じたことをいろいろ。(酷暑の中、準備含めておそらく社員総出で対応の皆さんお疲れさまでした)
株主総会=ファン感謝デー的な意味合い
- 株主総会と聞いて15%くらい予想していた"ギスギス感"は何もなく、言ってみればその会社の"ファン感謝デー"で、経営陣と顔の見えるやりとりができるいい機会なのではと感じた
- もちろん業績次第なのだろうけれど、最近はもしかしたら、他の株主総会でも同じ傾向かもしれない
- 決算概要=プロ製作(外注)動画による説明。招集通知書そのものの口頭説明、となると話す側も聞く側も苦痛だったかもしれない。これはよかった
- 時間配分=事業報告や決議事項の説明に比べて、質疑応答に割く時間がかなり多い。前者:後者=4:6 or 3:7くらいか
- ねちっこい質問もいくつかあったけれど、よく聴くと外していない内容ばかり。IR資料をよく読んだり、普段のサービスを毎日のように使っていないと出てこない内容
- 基本的にはみなこの会社のファンであり、応援しているからこそ業績が上がってほしい、という思いがあるように感じた
サービス内容説明会
- 総会会場向かいの別ホール。1サービス1ポスター、担当者が横に立ち、説明したり、こちらの自由な質問に答えたり。技術系学会のポスターセッションに近い雰囲気
- どちらかというと発表側の立場も何となくわかる。ポスターは使い回すとして、ほぼ立ちっぱなしの拘束、学会とは異なる色んなレベルの質問への対応、はけっこうきついと思う
- 見る側としては、やっぱりすべてのサービスを知っている訳ではないので、ざっと眺めると手広い技術を持っているなと感じる。やっぱり、会社をより知って、今後も投資を続けてもらおうという意味合いなのだろう
会社見学会
- 総会会場の幕張メッセから、JR海浜幕張駅北側の幕張テクノガーデン(会社所在地)までシャトルバスで移動
- 現地では、10名弱のグループに2人社員がつき、見学先オフィスにも説明対応社員がいる。そのすぐそばで現業務を行う社員もいる
気象関連のサービス提供や運用をしている現場、そのわりと深い部分まで立ち入らせてもらった
2Fの自前スタジオもちらっと見られた。その時点で発生していた府中方面のゲリラ雷雨の情報をオンタイムで流していた
- 気象情報なのだからオンタイムなのは当然といえばそうだけれど、サービス本拠地で得た気象情報を、その場でまさにbroadcastするという臨場感はなかなかおもしろかった
IT周りは
ちなみに、と環境を眺めると:
見学会自体は(株主家族向けなどにも)午前中から断続的に行っていたようで、対応人数や拘束時間を考えると相当なコストをかけているなあと感じた
- 作業している従業員の立場に立つと、おそらく「間近を通られるのはけっこう気が散る」が本音と思う。まあしかし、会社の行事でもあり、相手は一応出資者であり(それぞれの保有株数はわからず、この見学者中にはそれなりの大株主もいるかも)、と考えるといい加減にはふるまえないだろうな
- (僕はもうしがない小株主のうちの1人です、お邪魔しました)
おみやげ
- 日傘兼用折りたたみ傘
- ルピシアの紅茶
- 宮部二朗副社長の北極海航路乗船記
- Global Ice Centerなる部門を開くのに関連して、他社の船に乗ったときの日記形式
- 独自衛星を上げて「現在の」北極海の氷の様子がわかるようになっている。ほうほうここまで
- まあここまでは総会当日には語られないのだけれど、この1冊を読むことでさかのぼって知ることができた
- 後で調べると、こういうのがもらえるのはどうやら恒例らしく、これを楽しみに諸処の総会へ通う(つまりそれだけのために議決権ありの株式を持つ)人もいるらしい