出入国審査:自動化ゲートが便利(2015/5現在)
先日、バンクーバーへ赴く前、「いわゆる出国手続きを自動化でき、あの出国手続き窓口が混んでいても、ほぼ並ばなくてよい」との情報を手に入れていた。成田空港で実際に試すとその通りだった。
上記写真、左が出国手続きの窓口。右が自動化ゲート。差は歴然。
この日は5/1でいわゆるゴールデンウィーク、行列はそれなりの長さだったが、自動化ゲート側は行列なく、各操作含めて通過に3分とかからなかった。国際線で出国する全員におすすめ。
事前の情報
以下、法務省や政府広報のページにまとまっている。
成田/羽田/関西/中部空港にある。それぞれの入国管理局にもある
利用登録
あらかじめ利用登録が必要。出発当日に、無料で、空港で可能。
成田空港の場合、その申請カウンターはわりと地味な位置にある。上記ページから事前に確認しておく方がよい
- 書類1枚に記入、両手人差し指の指紋を登録
- 「査証」欄の末尾(背景に"50"の数字がある)にスタンプをおされる
- 下の写真の「CB15」の右に、実際には番号も書かれる(おそらく通し番号)
- 期限は何とパスポートの有効期限まで
いざ出国
ゲート前
ゲート。写真右の位置にパスポートを開いて置き、写真下の2箇所(白い部分)に両人差し指を当ててしばらく待つ。
指紋が一生変わらないことを利用し、(利用登録時の)指紋との照合を行っている。
実は顔認証もされている?と思ったけれど、ぱっとみたところカメラらしき物体はなかった(今後はどうなるだろう?)
「査証」欄に出国スタンプは押されない。ゲートを抜けた横にある事務所に行けば押してくれるので、押してもらった。それも含め、通過まで3分かからなかった。おすすめ
審査も自動化される業務の一つに?
- おそらくパスポートがICチップつきになってから、出国審査はこのように対人でなくとも行えるようになった、ということだろう
- 指2本の指紋+パスポート情報の紐付きがあれば、自動化ゲートへ進むことはできる
- 一方でこれは「審査」であることに以前と変わりはない。指を置いたときに各種データベースへの照合が粛々と行われているはずである
- 出入国審査はその国にとっての"国境番人"であり、人手であることが当たり前だった。しかし、精度よい審査を機械化・システム化できるのであればそのほうがよいに決まっている。つまり、すべてのゲートが自動化される時代も想像しやすい。いつごろそうなるだろうか
ちなみに、パスポートケースはつけずに携行していたので、下記のようなケース付きでも認識してくれたかはわからない。スキミング防止機能付きだともしかしたら認識されない?かも。まあその場で外せばいいだけだけど
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