always one step forward

白猪の滝・石手寺・伊佐爾波神社(愛媛県東温市/松山市)を訪れた w/ PENTAX K-S2

IMGP0265

楽しかった愛媛マラソンの翌日。せっかく持参したデジタル一眼レフカメラ、練習もかねて何か撮りたい、と大会当日夜から観光情報サイトを巡る。翌朝からカーシェアリングを活用し、松山のお隣・東温市「白猪の滝」を訪れた。

凍結した氷のカーテン、その内側を勢いよく振り落ちる水しぶき。おそらくこの季節ならではの珍しい滝を目の前にできた。その後、松山市内へ戻り石手寺、伊佐爾波神社も廻った

場所選び

第1候補は仁淀ブルー(だった)

本当は仁淀川の清らかな流れを目で見ておきたかった。冬だと「ブルーよりはグリーン」に見えるらしい。

しかし調べると片道70-80km、県境を越え高知県に入る。帰りの飛行機を考え、行けなくはないけれどちょっと遠いかな?と仮算定。仁淀川は逃げないし、また次の機会に、ということで今回はより近場を探した。

しかし仁淀川町、観光情報の発信が上手、かつほどよく頻繁で、行きたくなる気にさせてくれる

白猪の滝へ

冬には落差96mもある滝全体が凍結し、まるで氷の彫刻のような神秘的な光景を目の当たりにできる日もある。

白猪の滝 | とうおん旅あそび 東温市観光物産協会 東温市の自然・みどころ・観光情報、物産情報

四季折々にいろんな顔を見せる白猪の滝。春は新緑に萌え、初夏は清涼感溢れる避暑地として、秋は滝を取り巻く木々が錦に染まります。 漱石や子規も魅了され、足を運んだ記録があります。 特に冬の風景は幻想的。厳しい寒さが数日続くと、滝全体がまるで氷の彫刻のような姿を見せます。

なるほど冬は良いタイミングのようだ。2月の晴れた午前中は「凍っているかもしれないし、融けているかもしれない、どちらでもいい風景だろう」と思って赴いた。

白猪の滝への行程

大街道そばのホテルをチェックアウト。カーシェアリング「タイムズカープラス」サイトで予約し、車のあるステーションへ徒歩で向かう。

松山市内のステーションは多い。この月曜午前はビジネス用途と思われる予約が複数入っていたけれど、利用可能な車も何台もあった。空いていればすぐ予約→利用可能、がこの仕組みのいいところ

松山自動車道に乗り松山IC→川内IC、国道19号、国道494号と快適に到着した。松山市内からを含め、道順はこのページが詳しい:

目的地までの道のり

(途中省略)

国道11号から約5kmで〈白猪の滝農村公園(駐車場)〉に着きます。

国道494号沿いの駐車場から【白猪の滝】までは、徒歩約30分です。

白猪の滝まで

駐車場に車を停め、カメラを首にかけ徒歩で滝まで向かった。迷うような道では無く、たしかに20-30分くらいの徒歩行程で滝に着いた

IMGP0234

IMGP0233

滝に近づくとこのように雪が足元に残る。ランニングシューズだと滑りやすく、手すりにかなりお世話になった

IMGP0246

IMGP0252

白猪の滝へ到着

たしかに圧巻だった。凍結しきった幅広い氷のカーテンと、その裏側を勢いよく落ちる滝の水。ドドド‥と静かに雄大に響く滝の音を聴きながらシャッターを切る。静謐さの中にカシャカシャとまざるシャッター音

IMGP0272

IMGP0265

足元も地味にダイナミック

足元に目をやる。薄く張られた氷板の下、勢い良く流れる川。氷は半透明のカーペットのよう。こんな局所的な光景もなかなかダイナミックで見飽きない

、、と書きつつ、その時感じたことを文章で表現する難しさも感じる

IMGP0281

ユーティリティプレーヤーとしての18-135mmレンズ

本格的に外へ持ち出して使うのは、上に書いたセミナーに次いで2回目。

「右手でボディを支え+左手でズームリングを回しながら+シャッターを切る」という所作自体に慣れる時間になった。「格好はつくようになったけれど、使いこなすにはまだほど遠い」段階ともいえる

とはいえさすがの一眼レフ、ダイヤル位置:AUTOで深く考えず適当にシャッターを切っても、、

  • 小さいものに寄れば背景はボケ、

IMGP0227

  • ズームリングを広角側に回せば遠景はストンと収まり、

IMGP0230

  • めいっぱいズームして寄っても、一瞬の切り取り感はさすが

IMGP0276

とまあいろいろ、スマートフォンのカメラとは異なる。

この1日でテレ端、ワイド端を活用しきれた実感はなかった。それでも、

  • 18-135mmは守備範囲が広いユーティリティプレーヤー
  • 「広角側も望遠側も"けっこうそこそこ"カバーしてくれる」レンズ

とわかった。一眼レフの世界に飛び込む相棒としては充分な1本だと思う

写真は難しい

IMGP0238

こういう「何ということはないけれど、何か美しいと感じた機会(ほかにもいくつもあったはずの機会)」をもっと収めたいのだけれど、その"何か"を撮像の中に思い通りに再現するのは、なかなかむずかしい。光の取り込み方を知り、そのために「絞りxシャッタースピードxISO感度」をどう設定すれば良いかをもっと経験する必要がある

写真を見るのは好きなので、いい写真の条件は

  • その1枚で、僕は/私は/あなたは何を伝えたいのか、がわかりやすく伝わってくる写真
  • その1枚のどこかにメッセージを含んでいる写真

だと思うけれど、そこに到達したものが何枚撮れているか?と自問すると甚だ疑わしい。。

石手寺

IMGP0314

IMGP0332

四国八十八ヶ所霊場公式ホームページ:第51番札所 熊野山 虚空蔵院 石手寺

第51番札所 熊野山 虚空蔵院 石手寺(いしてじ)

東温市から松山市道後温泉方面へ戻る。国宝や重要文化財も持つ由緒ある寺のようだ。

月曜昼過ぎ、参拝客も少なく、とにかく静かでのどかだった

のどかな雰囲気のお寺

IMGP0313

IMGP0312

IMGP0321

IMGP0317

IMGP0327

ファンキーなお寺

どんな寺だろう、と帰宅後に色々調べると、

石手寺制作公式HP-悩み相談・駆け込み寺・四国霊場/仏教信仰遍路解説・国宝重文7点厄よけ子宝安産

新年は欲しいものを手に入れる

子宝と元気再生の寺石手大師

や「仏教革命」など独特な言葉が並び、

ブログは独特な発信力で更新頻度も高い。言ってしまえばファンキーなお寺にも見えてくる

IMGP0324

前ボケで1枚。藁で「禊の門」を形作るあたり、思い返せばそんなファンキーさが垣間見える

るるぶ四国八十八ヵ所 (るるぶ情報版 四国 7)

るるぶ四国八十八ヵ所 (るるぶ情報版 四国 7)

伊佐爾波神社

さらに道後温泉本館のほうへ運転し、神社に到着。

こちらものんびり、静寂。風にたなびく青い帳(とばり)

IMGP0334

IMGP0333

温泉街方面を見下ろす

IMGP0337

スライドショー

記事で挙げなかった写真を含めてスライドショーで:

20170213_白猪の滝_石手寺_伊佐爾波神社