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図解雑学 統計解析

この分野の「入門」系書籍で書かれている内容はだいたい決まっていて、レベルをあえて3つに分けて抜粋すると:

  • レベル梅:「身の回りの統計」、標本、平均、メディアン、確率分布
  • レベル竹:母集団、点推定、区間推定、信頼区間、カイ二乗検定
  • レベル松:t検定、帰無仮説、棄却域、適合度検定

あたりだろうか。「言葉は聞いたことあるけれど、わかりやすく説明できない=つまりよくわからない」を解決してくれる本は、実はとても少ないと思う。具体的には、レベル竹までは優しい例示でいいのだけれど、松になるととたんに唯我独尊な展開で、そのまま消化不良でエンディングを向かえるパターン。


そんな中この本は、どのレベルについてもわかりやすく書かれている。かつ、

  • 見開き2ページで1つの話題を扱い、右側に必ず図を入れている
  • 長くなる内容も「以降は次ページで」など、意図的に2ページごとに分けている

という構成で(細切れすぎると感じる箇所もある一方)、全体として息切れさせない工夫ができていると感じる。

図解雑学 統計解析 (図解雑学シリーズ)

図解雑学 統計解析 (図解雑学シリーズ)