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悩めるみんなの統計学入門


統計学入門」風のジャンルが書籍にあるとすれば、噛み砕いたわかりやすさ、という点でそのかなり上位に入れてもよいと思えた。


「分布」「分散」「相関」という王道にも、面倒くさがらない丁寧な説明。他の本では息切れがちな「区間推定」「信頼区間」「カイ二乗検定」最後の「t検定」までも、そのペースでさらさらと理解させてくれる。「適合度検定」「対応のあるt検定」というハードルの高い用語を、あえてその説明の後に持ってきたところも、流れ重視という意味でいいなと思った。


各章のあたまに少女漫画風のさわり(落語でいう枕)があって、それもわかりやすい例題を提示するのだけれど、どちらかというとこの本の本質は、その本文と手書き風イラストで、基本を丁寧に説明してくれる一点につきると思う。


悩めるみんなの統計学入門 ? 統計学で必ず押さえたい6つのキーワード

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