2015/04/19 かすみがうらマラソン10マイル(16km)に参加した
JR常磐線・土浦駅からほど近い霞ヶ浦のそばで開催される、フルマラソンがメインの歴史ある大会。僕は10マイル(16km)コースに参加し、制限時間2時間の中、1時間51分でのんびり完走できた。
道中、あまり苦しくはなかったのだけど、終わってみれば記録は制限時間間近。
制限が近くて焦ったということはなかった。111分/16km=約キロ7分。前半にペースを上げることはできたけど、どうせ終盤に歩き倒すことになり、合計時間がどうなっていたかわからない。このキロ7分が今の自分のベストペースだなと感じた。
キロ7分、このペースでハーフを行けたら7分x21キロ=約2時間半。昨年6月のハーフでは3時間かかっていたので、途中でアクシデントがなければハーフの記録更新はできそうだ。
伝統の大会
スポニチが発行する新聞(参加者一覧)を見ると、茨城をはじめとした関東圏から来る人はもちろんのこと、日本全国からの参加者の名前があった。それだけ、伝統の人気大会という感じだった。
参加人数は、公式発表によれば:
国際盲人マラソン
大会の正式名称は「第25回 かすみがうらマラソン 兼 国際盲人マラソンかすみがうら大会」。
スポニチ検索結果を見るとわかるように、現役を含む著名選手が盲人ランナーの伴走を務めていた。有森裕子さん、藤原新さん、君原健二さん、中山竹通さんなど。この大会の大きな特徴だなと感じた。
その他、盲人ランナー皆さんには伴走者がつき、10マイルコースでもたくさん見かけた。
あとは写真付きで:
現地へ
朝7時台の特急に乗るなんてなかなか無い。前日夜にえきねっとで運良く取れた上野駅7:13発「ときわ43号」で土浦駅まで。約50分弱
入線。あとで知ったけど「かすみがうらマラソン号」と題された臨時列車らしい
まあ普通の在来線でも上野駅〜土浦駅は60分弱なので、「特急でないと到底間に合わない」という感じでもない。首都圏内からのアクセスの良さは、この大会のメリットかもしれない
土浦駅。この犬が盲導犬かどうかはわからないけど、この大会らしい一枚
トイレ情報
会場の川口運動公園は土浦駅の東口側。この写真は西口側。右に見える、1Fに「たばこ」と書かれたビルはトイレが朝から使えた。行列ゼロ
スタート
フルマラソン向け、EFGHブロックの案内
10マイル、Cブロックからの眺め。なだらかな上りになっていて、前方の人数(の多さ)がよくわかる
9:20に号砲が鳴りスタートした。徐々に波が前に動き出す。このブロックの位置からスタートラインまでの時間は約4分だった
動画約1分(音が出ます。)号砲が鳴り、拍手が湧き、前方ブロックからゆっくりと動き出す様子。上り勾配でよくわかる
スタートライン近く。M高史さんやアントキの猪木さん。この写真で気づいたけど芋洗坂係長もいた
M高史さん、ウクレレ持って走っていた↓
スタートライン上空の撮影スタッフ
前半
天候は、一言で言えば明るい曇天。あえて、撮影時のホワイトバランスはオート、撮影後も色補正はしていない。このほうが、当日の空の雰囲気を思い出しやすいので
盲人ランナーと伴走者。実際どういうコミュニケーションで道中を行くのだろう。感謝のしあいだろうか。伴走者側もいい経験になるだろうな
中間点(合計16キロなので、8キロ経過地点)
折り返し点(半分を少し過ぎたあたり)
10マイルコースの場合、前半しばらく過ぎたあとは、霞ヶ浦近辺の低地を走る。写真のような、地形を生かした水田がたくさん見られた。レンコン栽培の設備もたくさんあった
後半
まあ曇天。まさにこの写真の感じ。向こうに見える農道に、少し先を行くランナーたちが等間隔に見える、、いい一枚なのだけれどさすがに解像度が厳しい
10km地点
このあたりから霞ヶ浦の湖岸を走る。フルマラソンにこのコースはなく、10マイルならではの道
遠くにヨットが見える。天気が良ければもっと気持ちよかったかな?風景としては変化がなく、わりと早く慣れてしまったかもしれない
ただ、写真はないけれど、地元中高生が等間隔で、かなりの距離にわたって応援してくれた。声をかけたり、ハイタッチしたり。
中には、照れながら立っている男子中学生もいて、なんとか頑張って笑顔を作っているのが見えて、「ああその気持ちわかるよ」と自分の過去を少し思い出しつつ、それが終盤の辛さを減らしてくれて、なんだか面白かった
15km。あと1km
前方遠くにスタート地点が見える。手前の交差点を左に曲がればゴール
ゴール
同じように10マイルを、同じようなタイムで走った皆さん。距離はハーフよりも短いけれど、こうやって両手を挙げたくなる気持ちはとてもわかる。僕も自然と手を挙げていた。
やっぱり、走りきった瞬間がここにあるわけで、リタイアするとこの写真は撮れない。この瞬間のために走っているようなものだと写真を見返して再実感
ゴール後のチップ回収、参加賞渡し、そしてこの写真の完走証交付(その場でプリント)はとてもスムーズ。年を重ねて開催されているだけあって安定感あり
毎日新聞社がレモネードを配っていた。ゴール後は意外と水分が足りない状態で、水も配られるのだけど、レモネードはなかなかないように思う。ありがたかった
GPSログ
色=高度、赤くなったとことろは上り坂の頂点。序盤なのでそれほど負荷ではなかった。地図上の右下へ進み、終盤は湖岸をずっと走るコース
- 白=高度。実際はこんなばたついているわけはなく、SUUNTO AMBIT2 Sの(高さ方向の)精度があまりよくないのかもしれない
- オレンジ=ペース。つららのように落ちている箇所は、給水で立ち止まった点。水飲みつつ屈伸したりで、毎回1分弱止まっている
- 最後のつららの部分は少し歩いてしまった。以前はもっと歩き区間は多く、まあこれでも上達したほうだ
応援
ゴール後はのんびり休憩しつつ、現地で出会えたランナーお知り合いと食事したあと、フルマラソンのゴール付近で、フルマラソン参加者を応援した。
フルマラソンは10時スタート。徐々に小雨もぱらつく。4時間台、5時間台で帰ってくるみなさんの表情はさまざま。東京マラソンボランティアを思い出した。
そして16時、つまりスタートから(制限時間の)6時間が経過したとき、この写真左中ほどのような花火が上がった。もちろんこの瞬間にもランナーは走っている。走っている時にこの花火が意味することに気付いた人はどれくらいいただろう。
しかし、後日発表された公式記録には、6時間を過ぎてゴールしたみなさんも、記録そのものは残っていた。公式記録ではない、ということかもしれないけど、走りきった実績としては嬉しい配慮