2016/06/12 第5回 飛騨高山ウルトラマラソン71km完走記
6月半ばの初夏、岐阜県北部・飛騨地方、高山市内で開催されたウルトラマラソン(71km)に参加。朝5時スタート、11時間制限のなか10時間50分でなんとか"完走"できた。
あたりの初経験ごとが多かったものの、
- メイン会場やエイドでの運営スタッフ、ボランティアスタッフの活動ぶり
- 関門の給水所を含めた、各エイドの充実ぶり
- 早朝から19時のラストランナーまで出迎える國島市長、送迎バスで挨拶する副市長、前日コース解説の市職員など、自治体としてのしっかりした運営フォロー体制
などを感じつつ、参加前から楽しみにしていた
- フルマラソンの距離をこえたときに何が見えるか、何を感じるか
- そもそも最後まで諦めずゴールできるのか
を実際に体験し、大会を最後まで楽しむことができた。
"完走"
正確には「完走+完歩できた」といったほうが近い。
- コース上をずっとランニングで通せたわけではなく、わりと前半から、上りは歩くことにした
- 71kmの場合関門は3か所(100kmだと4か所)この関門ごとでコースを見ると、このような歩きを交えてもなんとか間に合うような制限時間の設定になっていた
- 歩きであっても「(エイド以外では)立ち止まらなかった」ことは、なんとか制限時間内に収められた一因と思う
完走率
より抜粋:
種目名 | 参加数 | 出走数 | 出走率 | 完走数 | 完走率 |
---|---|---|---|---|---|
100km男子 | 1,853 | 1,708 | 92.0% | 1,233 | 71.6% |
100km女子 | 269 | 244 | 90.7% | 166 | 68.0% |
71km男子 | 616 | 555 | 90.1% | 478 | 86.1% |
71km女子 | 241 | 222 | 92.1% | 197 | 88.7% |
- 完走率
- たとえば「70%」を単純に考えれば「100人出場して30人が途中リタイヤ」する割合
- 71km男子は86%。「100人のうち14人が途中リタイヤ」‥この14人に自分が入ってもまったくおかしくない状態だった
上位ランナーではないので、リタイアせずに行けるかどうかは、気候やコース、自分の体調、気力が続くかどうか(これが一番大きいか)などいろいろな要因が重なる
きつかった区間
「スタート直後〜16.7km地点(美女高原)」がいちばんきつかった。これは自分でも予想外だった
- 序盤のハイペース(といってもキロ5分〜6分台)に引っ張られ、
- なだらかな上りがしばらく続き、
- 3.5km地点「古い街並」をけっこう苦しい気分で通過し、
- 最初のヒルクライム=美女峠でかなり苦しみ、
「最初からきついとは。最初の関門(21.8km)まで行きそこでリタイアするか」とかなり本気で考えていた。
そうは考えつつも、完走へ激励を受けていたこともあって、簡単に諦めるわけにはいかないな、という気持ちも常にあった
大会あれこれ情報
大会全体の雰囲気は、以下を見ればおおよそ感じ取ることができる
- 大会後、市長のメッセージ
- 大会公式サイト「ギャラリー」大会運営元ランナーズ・ウェルネスのページ
あとは写真と合わせて(コメントは写真の下に):
前日 2016/06/11
現地へ
富山駅。天井にはりりしい骨格が
経路検索ではどちらも4時間強と同じ時間を示したので、今回はなんとなく前者にした
車窓の雰囲気
車窓の雰囲気
高山駅に到着。応援メッセージ
会場でコース説明会
大会当日の会場でもある「飛騨高山ビッグアリーナ」は高山駅からバスで10分強。その自治体で一番大きい、いわゆる総合体育館。
駅からはけっこう上っていく場所にあり、徒歩で向かうとおそらくなかなかタフと思われる
ナンバーカード等の受け取りでこの会場へは前日入りが必要。その場でコース説明会が開催される
「高低差100m以内は、坂とは言いません!」
「"飛騨高原スキー場"のあとは長いダウンヒルです!」この情報は、備えるという意味で助かった。
実際に相当な下り坂で(「下り10%」標識あり)、足への負担が大きい。途中に歩きを加えないと下り切れない区間だった。文章にしても信じられないけれど
会場の風景
「宮笠」が売られていた。迷ったけれど買わず
小型なら¥2500から。実際にかぶっているランナーも結構いた。昔ながらの知恵で、避暑に役立っただろう。雨でも、視界の雨よけになりそうだ
地元の漬け物
おいしいトマトジュース。一部エイドでも飲めた
ランナーズ・ウェルネス運営のため、公式グッズ案内は湘南国際マラソンと近い
フェイスタオル。かっこいい
フィットラインというらしい
事前準備
小型のガイドがついていた。シューズにつけるICチップは大きさ比較用。関門時刻、区間の距離がまとまっている
裏返すとエイド提供内容。何度も見返すことはなかったけれど、お守り的な用途でもありそう
ナンバーカードには反射材シールを貼る。早朝で暗いスタート時、また2か所あったトンネル通過時は、車の照明をよく反射していた
「がんばってはしってね。」地元小学生のメッセージ
参加賞Tシャツ。前面はシンプル
対して背面は、ほぼ全面にダイナミックなプリント。桜と昇り龍
第5回大会のイメージデザインになっている龍、これは高山市一之宮町の桜で、国の天然記念物に指定されている『臥龍桜(がりゅうざくら)』をイメージしています
臥龍桜
両面で静と動ということかもしれない。おそらくどこで着ても、遠くからも見つかるくらい目立つ、なかなかないデザイン。普段の街中練習で着るには勇気がいるデザイン
さあ当日。2時過ぎに起床。3時半、前日夜に予約したタクシーでホテルを出発、ほどなくJR高山駅前に到着
ここから大会シャトルバスに15分ほど乗り、会場の飛騨高山ビッグアリーナへ
当日 2016/06/12
コース上では、なかなかしんどい区間が多かったので、写真撮影より前に進むことを優先した。そのため、距離のわりには枚数は少なめ
スタート前
よかった晴れそうだ。
荷物預けに使われる体育館内。2F座席は自由に使用でき余裕があった。
2Fの四隅にはトイレがあり、体育館外のトイレが混んでくると「体育館2Fにもあります」のアナウンスが繰り返されていた。運営側の慣れた様子がうかがえる
100kmランナー含め、スタート時刻が15分ごとに区切られたウェーブスタート。そのわりには、よく整理されていた気がする。スタート時刻周りものんびりした雰囲気だった
司会女性2名の楽しげなアナウンスでスタートを待つ。対比して、坂本雄次さんのメッセージが印象的だった:
- 前日までの準備を終え、朝起きて、スタート地点に立った時点で大会の60-70%は達成したようなもの
- 道中はいろいろなことがあると思います。体調の変化、気候の変化。長時間をコース上で過ごすことになります。そのつど、自問自答しながらすすんでください
語り口はなんというか哲学的で、落ち着いていた。わりとのんきな気分でスタートを待っていたけれど、このメッセージのおかげで、かなり冷静にスタートできた気がする
坂本さんのブログ。他の投稿を見ても、博識・豊富な読書量がなんとなくうかがえる
スタートのカウントダウン(音が出ます)
大会当日の天気
日時 | 場所 | 平均気温 | 最髙気温 | 最低気温 | 降水量 | 平均風速 |
---|---|---|---|---|---|---|
6/12(日) | 高山 | 20.7℃ | 27.0℃ | 15.3℃ | 3.5mm | 1.8m/s |
- 昼間の時間帯に長い上りを進んだこともあり、ああ暑いなという印象は強く残っている
- ただし酷暑というほどではなく、よかった。もし最高気温が30℃を超えるとかなりきつかったと思う
- 年ごとの気候のずれにもよるけれど、1-2週間後でなくこの時期の開催でよかった
コース図
青いコースが71km。関門が3つあり、以下の振り返りもその区切りごとに
コース高低図
この図からだけでも思い出せばいろいろ語れる(が以下では適度に割愛)1ヶ月以上過ぎたけれど、体で得た記憶はなかなか抜けない
スタート〜個人的最初の関門 16.7km地点 美女高原
のどかな田園風景。これより前にあった「古い町並」は苦しく通過したため写真なし
田植え完了。スタート朝5時なので、まだ5-6時台
16.7km地点「美女高原」へ向けた上りが始まる
上り。ウルトラの距離を行くため、序盤から徒歩を選択する人も結構いた
山あいの上りが終わり、眼前に山々。このように視界が抜けたのを久々と感じたのをよくおぼえている
ようやく到達、16.7km。美女のいきなりの試練、厳しかった。ここで一つのゴール、という心持ち
ここに来るまでに、いくつか不安要素が消えないままだった:
- 寝不足?:昨晩、9時台には寝るつもりが、IPPONグランプリ10時半くらいまで観てしまったな。。
- エネルギー不足?:朝食おにぎり中心に食べたけど、足りなかったかな。。
調子悪い時は、なんでもネガティブに解釈しがちである。
実際これらは、このあと進むうちに解消したのだけれど、このときは「次の第一関門でリタイアしよう」と本気で考えていた。
コース高低図でもわかりやすい、第2関門へ至る壮大な上り坂。この時点の体調で、あれを上りきれるとは到底思えなかったからである
〜第1関門 21.8km 道の駅ひだ朝日村
「あと4km少し、関門まで行こう」と考えると気が楽になった。そびえる木々を見ながら、下り中心の道中を進む
難なく到着。エイド充実。飲食し、完全に体を休め、リタイヤするには誰に言えばいいのだろう、とうろうろ
関門時刻をみるとまだ30分以上残っていた。「リタイアしても、その時刻まで待つのだろうな」と気づき「それなら、せっかく来たのだし、次の関門までめざすことにするか」と思うようになった
このときスタッフが自分の目にわかりやすく立っていれば、リタイア申告していた可能性がある。いま思えば、スタッフが見つからなくてよかった
〜第2関門 39.2km 飛騨高山スキー場
森林と小川
上りに上る。高低図でも予想していた長い上り区間に入った
まだまだ上り
このあたりは上りしかない区間、ほぼ徒歩だった。見返しても写真少なめ。きつかったこともあり、いろいろ思い出す:
- 普通のロードを歩くと手元の時計でキロ9-10分だけれど、上りがきつい区間では「キロ12分」を示していたことを憶えている。同じペースのつもりでも、斜度があるので平面的な移動量は減り、GPSログから求まるペースも遅くなる。もちろん、実際の歩くペースも落ちていただろう
- 加えて、水分を持っていないことにこんな場所で気づく。道端の湧き水を探すも(思い返せば、これは普通はありえない行動ながら)、高度も上がりまったくそんな場所はなし
- のどが乾き「水分不足だと体はこうなるのか、どうしよう」と思いながら、(たしか32kmあたりで)見つけた自転車の救護スタッフに「水、あればいただけませんか?」とたずねる。藁をもすがるというか
- 「ありますよ!」ともらったのが500mlペットボトルのクリスタルガイザー。まさに"命の水"だった
- ペットボトルにはその後エイドのたびに水を追加してもらう。ゴール前10kmまで活用した
- せいぜい自分の準備不足を後悔するのだけれど、ウルトラなら、ペットボトル1本は必ず持ち、水分を切らさないことが必須と実感
水を得た(魚ではなく)初心者ウルトラランナーは、大きく長い上り区間を止まらず進み、第2関門へ到着した
緑のスキー場ゲレンデが見えてきた。ここが関門
充実エイド。
ドロップバッグ対策
71kmコースの場合、この第2関門エイドがいわゆるドロップバッグ地点(着替え等を入れた、会場預け分とは別のバッグを1つ預けられる)になっている。写真右のレストハウスがそれ
- 初参加=どういう状態でここに来るかわからず、着替え一式と羊羹を送っておいた
- 今回、実際はそれほど着苦しい状態でもなく、エイドでいろいろ食べられたので、レストハウスにあったであろうバッグは手付かずのままにした(預けた荷物はまたゴール地点に回送してくれます)
- ただ、気温がもっと上がったり、雨だったり、もあると思うので、着替えや好きな補給食、一応準備はしておくと良いと思う
時間との相談
「③」スタート組なので関門時刻は11:30。写真は11:10ころに撮り、関門まであと20分残っていたことになる
- 「行けるところまで行こう」とここに来たので、到着は制限ぎりぎり、と予想していた。しかし「あれだけ歩き通したのに、貯金は10分減っただけか」
- つまり、そのように関門設定された大会なのだ、とここで大きく理解する。歩き通したとはいうものの、途中のエイド以外では足を止めなかったことがよかったのかもしれない
- 関門の間はどこも20km前後。これらの区間ごとに、比較的余裕ある制限時間でめぐっていけばよい、ということも理解した
"個人的関門"美女高原にいた頃と比べ、このときは、落ち着いていろいろ考えを巡らせられた。この後に大きな上りはしばらくないことも手伝い、わりと前向きに「行けるところまで行こう」という気持ちになれた
湧き水で「アイシング」冷たくて最高だった
〜第3関門 57.2km 丹生川支所
関門から先へ進む。しばらく行くと路上スタッフから「ここから10km下りです〜」の案内。他の大会ではなかなか聞かない言葉であり、このコースの特徴と言えるだろう
前日のコース説明会でも「ながーいダウンヒルです!」と紹介されていた区間。
42.195km
数キロ進むとこの表示。あるだろうなとは予想していた。冒頭にも書いた
フルマラソンの距離をこえたときに何が見えるか、何を感じるか
の答えを得る、まさにその地点。
実際はあまり感慨もなく(笑)「これから続く下りをスムーズに通過しよう」という気持ちだけがあった。気力が順調だった証拠ともいえる
一般皆さんの応援(写真が前後して、この場所ではなかったかもしれない)
下りに下る
まあ、下りに下ります。予想通り、すねや膝への負担が大きく、小走り→徒歩→小走り、をひたすら繰り返した
(わかりづらいけれど)左右へつづら折りになった道路を見上げている。この道を下りてきた
長い下り区間を過ぎ、上り区間は歩き、途中のエイドではしっかり給水、給食し、順調に地道に進む。
「則天去私」
このあたりだったか、スタート時の坂本さんの言葉(自問自答しながら‥)をよく思い出した。
その哲学的な言葉のありようがきっかけだったのか、なぜか「則天去私」という言葉が自然と浮かんできた:
小さな私にとらわれず、身を天地自然にゆだねて生きて行くこと
ああ何だか、そんなことを今まさに実践しているなあと。
夏目漱石さんも、この言葉をこんなとき(ウルトラマラソン)に思い出されるとはつゆほども思わなかったことだろう
マツダ車の車列とすれ違う。おそらくユーザーによるミーティングか何かだろう
雄大な地形を掘ってつくられたトンネルへ。71kmコースでは大きく2箇所あった。これは1つめ
写真ではわからないけれど、ナンバーカードに貼った反射材が良く光っていた
2つめのトンネル「丹生川トンネル」
第3関門「丹生川支所」へ到着
関門時刻まではあと10分ほどだった。"貯金"はだんだん減ってきたものの、間に合った
丹生川支所「にゅうがわししょ」と読む。いくつかある市役所の支所のひとつ
「ランナーの皆様、最後まで、走って、または歩いて、飛騨高山の地を楽しんでください」のようなのんびりとしたアナウンスがあった。この場所自体にまったりとした空気が流れていた
他のランナーはちらほらいて、間に合ったからか、寝転んだりしている人もいる。ここで終わってもいいかと思っているのかもしれなかった
そんな光景をリラックスして眺めながら、エイド飲食を充分したあと、先へ進むことにした。ナンバー+名前と合わせて「いってらっしゃい!」アナウンスをもらえた
〜第4関門(ゴール)へ
足を動かしながら、
- リタイアするつもりだった第1関門のころにくらべ、諦めず、ここまで来れたなあ
- なんとなく、このままいけば間に合うんじゃないか、という予想
‥から、緩んだのか嬉しかったのか、ここで涙が出てきてしまった。
初マラソンだった東京マラソン2014では、佃大橋手前での応援を耳にして涙が流れてきた
それとは舞台も理由も異なるけれど、どちらも忘れることはない瞬間だろう
ここで100km皆さんとはコースが分岐する。第2関門までの上りに加えて、分岐先には千光寺周辺の上りもある。100km挑戦する人はほんと超人ですね
「かぶり水」後半のエイドではかならずかけてもらった。冷たくて最高だった
残り5kmあたりから、100km皆さんと再度合流する形。区別はゼッケンの色で行える。歩く人もいるけれど、走りを止めていない人がほとんど
実際には彼らはまだ30km以上走る距離を残しているわけだけれど、この区間では並走するような形になり、一種の「凱旋走」のように感じた。順位争いはせず、シャンゼリゼの凱旋門に向かう、ツール・ド・フランスの最終区間
言葉はお互い「お疲れさま」とさえかけないけれど、多少はそんなことも思いながら、足を進めていた人もいるかもしれない
ゴール!
ゴールライン通過(音が出ます)この「おかえりなさーい」が嬉しかった
バック、完走メダル、完走証、そして"命の水"ペットボトル
ランニング用バッグ
モンベル「クロスランナーパック7」よい買い物だった:
- 何を持ち運ぶか?は人それぞれだけれど、個人的には充分な大きさだった
- 念のため入れておいた羊羹やチョコレートにはあまり手をつけず(充実エイドのため)
- マメができたときの絆創膏も運良く使わないまま
- 容量が小さい分、もちろん軽い
- 胸側のポケット。左にスマートフォン(Xperia Z3)がちょうどよく収まり、かつすぐ取り出せた。iPhone6 Plusの大きさでも大丈夫だろう
- 右にはペットボトル。500ml 1本がフィットして入る。走ると揺れるので、胸部の紐でよく体に固定するとそのうち慣れる
男性用
[モンベル] mont-bell クロスランナー7 1123868 RD (RD)
- 出版社/メーカー: mont-bell
- メディア: ウェア&シューズ
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女性用
[モンベル] mont-bell クロスランナーパック7 Women's 1123869 TQ (TQ)
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
メーカーサイト(男性用)
通販もあるけれど、ショップで実際に背負ってみるのがよいです。モンベルはたとえば東京だと京橋に巨大店あり。今回のバッグもここで試して購入
http://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=678502
各地のエイド
どの位置のエイドだったかまでは正確に憶えていないけれど、充実ぶりが伝わるであろう形で並べます。
地域に特色ある内容。また、こうやって並べて見返すと、いずれも飲み食べしやすい小型サイズで準備されているのがよくわかる
漬け物
そば
よもぎうどん
オレンジ、パン、おにぎり(それぞれ小分けサイズ!)
塩、アミノバイタル。これは第2関門エイド
私設エイドの2人。コーラや氷入り麦茶をいただいた。車で移動されつつ、3回出会うことができた(視線ももらえたけど念のためぼかします)
桜ゴーフレット
飛騨牛(なくなる寸前でいただけた)
また参加する?
ゴールしたその日は、充実感を楽しんだいっぽう、
- 「もうウルトラはこりごり」
- 「100kmなんてとんでもない」
というのが率直な感想^^; かろうじて歩けるけれど、全身の疲労感は相当なもの
しかし1ヶ月以上過ぎた今は、その"こりごり感"はなぜか薄まり、たまに別のウルトラマラソンのコース図を眺めたりしている。
なんでもそうだろうけれど「体で経験すると、長い距離への対応も、なんとなく想像しやすくなる」という点が大きい気がする
参加してみたい大会
これらあたりのどれかに、年1つくらいのペースで参加したい、というのがいまの感想
まだいいかな、という大会
今の段階ではどういうわけかあまり食指が動かない。「参加してみたい大会」のそれぞれを経験してから、興味が続いていれば、というところか
- 柴又100km
近場で良いのだけれど、おそらく景色に飽きて、完走できない気がする。アップダウンは多少あってくれてもいいので、景色が変化してくれたほうが、個人的には楽しめそうだ
GPSログ
見づらいけれど、左下に標高の履歴が表示される
「69.1km」とラスト2kmがとれておらず、高さ方向も誤差はあるだろうけれど:
- Ascent 2913m 累積上り
- Descent 2889m 累積下り
- Altitude 最大値 1343m 最高標高(飛騨高原スキー場)
1kmあたりのログ
GPSウォッチ バッテリー切れ
使っていたGPSウォッチは「SUUNTO AMBIT 2S」
道中で、バッテリー切れになった。うっかりというか、ここまで長い時間連続で使うことが初めてだったので気付かなかった
正確には、バッテリーが残り3%表示になった時点で、操作を受け付けない画面になっていた(写真なし)
一切の測定・ロギングを停止するが、単なる時計としては使える、という状態。よく考えられている
GPSログの確認
気づいた時点でスマートフォンアプリ「Runtastic」を起動して測定を開始。帰宅後、それぞれからGPXフォーマットで出力すると以下の内容だった:
<trkpt> ... </trkpt> <!-- このタグの繰り返しが続く --> <trkpt lon="137.3503417968750000" lat="36.1387596130371094"> <ele>726.0</ele> <time>2016-06-12T03:49:58.000Z</time> </trkpt> <trkpt lon="137.3503417968750000" lat="36.1387786865234375"> <ele>726.0</ele> <time>2016-06-12T03:49:59.000Z</time> </trkpt> <!-- ここで記録が途切れていた -->
- アプリ「Runtastic」
<!-- ここから記録開始 --> <trkpt lon="137.3443145751953125" lat="36.1427383422851562"> <ele>838.0</ele> <time>2016-06-12T04:00:15.000Z</time> </trkpt> <trkpt lon="137.3442077636718750" lat="36.1427497863769531"> <ele>801.0</ele> <time>2016-06-12T04:00:20.000Z</time> </trkpt>
「T」に続く時刻をそれぞれ見ると 03:49:59 から 04:00:15。UTC表記なので+9時間し、実際の時刻は12:49:59 から 13:00:15
この10分ちょっとの間は記録できていないことがわかった。まあ、途中で気づいてよかった
GPSログの結合
上記それぞれの <trkpt> ... </trkpt>
部分をテキストエディタで結合すれば大きな .gpx ができる。
それを SUUNTO のサービスサイトであるMovescount.comへインポートしたのが下図