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東京マラソン2014:未経験からの完走記 - シューズ編

(完走記の目次はこちらです)

マラソン参加も初めてなら、ランニングシューズを選ぶことも初めて。1-2足で済むかな、と何となく思っていたら結局5足を行き渡ることに。

買ったのは計3足。3足目のadistar boostを東京マラソン本番に使った。

我ながら3足も買うなんてと思う一方、走った上で、シューズ選びは重要とも実感。いい勉強代と思っておくことにする。以下に使用履歴をかねたメモを:

書いた人はこんな人

  • いわゆる初心者です。30代、マラソン初挑戦、それまで長距離走経験なし
  • 練習期間約5ヶ月。せいぜい週1-2度、当初は1回5km、約1.5ヶ月前から1回10km、3週間前に20kmを1回
  • 2014/02/23 東京マラソンの結果:ほぼ6時間での完走

このページに書いたシューズ一覧

ざっくり市場調査(2013年10月〜2014年2月)

とにかくショップへ

  • Webで見比べるのもいいけれど、やっぱり「合うかどうか」履いてみてなんぼの商品
    • 大きめの実店舗をターゲットに、うんうん悩んだり質問したりが早道
    • Web上のレビューも、(いい意味で)基本的にはあてにしないほうがいい
  • ABCマート、大きめのイトーヨーカドーはおすすめ
  • ABCマート銀座店、アートスポーツ日比谷店のスタッフは親切(他は行っていないだけで、不親切ということではありません)
  • 好きなメーカーがもしあれば、その直営ショップへ行くのも楽しいと思う

Web⇄実店舗、価格差あまりない

  • 実店舗でもWeb通販でも共通しているのは「最新〜1年前のモデルでもほぼ値落ちしない」点
  • 日頃のランニングブームから需要が落ちず、典型的な売り手市場と思われる。全国のランニングシューズの市場価格調査だけでたぶん論文1本書ける
  • 実店舗とWeb通販との間で価格差が少ない。御徒町と銀座の値段にほぼ差がない商品。ランニングシューズか貴金属か
  • (2014.6.25追記)発売後1年を過ぎたモデル、つまり翌年のモデルが出てしばらく経つと、どうやらそれなりに値落ちするようだ
    • 下に4足目として挙げたenergy boost、1-2月当時は在庫ほぼなしだったけど今は価格.comでたくさん見つかる。価格は当時の6-8割程度
    • やっぱり冬場はランニングのオンシーズンだった、ということもありそう

買ったシューズ

(といっても完全な主観、合う靴は十人十色なので話半分で、、)

1足目:ニューバランス ミニマス Minimus MR00

 

  • いわゆるベアフットタイプ。とにかく軽くて、底も薄い。たしかに裸足感覚
  • 1ヶ月くらいはこれを使っていた。たしかに軽いし、走った後の足の痛みもあまりなかった
  • しかしその後、他のクッション厚めのシューズを履いてから、もう一度これを履くと‥とてもじゃないけど履けたものではない。足の裏が薄くて薄くて、両足のすねへの負担がものすごい(最初はそんなことなかったのに)
  • この靴が悪いわけでは決してなく(←重要)、自分の場合は、自分の体重を支えるクッション厚めの靴が合っていたと判明
  • 後継はMR10

2足目:アディダス Response CSH 21

  • もうちょっとかかと部分にクッションあり(けど値段は手頃なもの)を、と2013/11月末に購入
  • 購入当時の品番:Q22194
  • 厚底。初心者にはこれくらい厚いほうが楽
  • メーカー商品ページ → リンク切れ
    • これを書いている2014/4月現在、アウトレット扱いで5千円弱で買える
  • かかと部分のクッションがそこそこあって価格手頃なものを、という人には充分おすすめ
  • とはいえ、10km以上の長い距離を走ると底ゴムの弾力性は下がる
    • 1週間くらい空けるとまた回復。ただ何回も長く走ると、やっぱり「へたって」くる
  • 「合計何kmくらい走ると履きつぶしになる?」質問には答えづらい
    • 走り方にもよるので。ともかく、シューズは長い目で見た消耗品、とだけ考えておくのがよい

1-2足目の厚さ比較。まあメーカーもターゲットも異なるためあまり参考にはなりませんが

  • ちなみに:Response CSH 21までが商品名で、(アディダスの場合の)Q22194はそれに1対1で紐づく型番のようなもの。Q番号は色ごとにつく。店の人にはQ番号でも通じる

  • 後継はCSH 22

  • このResponseもboost化され、response boost が発売されている

2015.1追記

  • CSH 21:とにかく(自分にとっては)履きやすく、普段履きとしてすっかり定着している。革靴より軽く、長時間歩いても疲れない。リピート買いしてもいいくらい
  • ラン用にResponse Boost購入。なぜか微妙に手頃で、5-6千円(2015.1現在)
    • たしかにResponseシリーズを受け継いだよい履き心地で、かかと部分中心にブースト材がしっかり
    • 硬い床の上に立つと分かるけれど、このクッション材に乗っかっている感覚

3足目:アディダス Snova Glide boost

  • 永田町のRunbaseで結構な回数レンタルしていた。「フルマラソン完走を目指す初心者向け」という立ち位置。厚い底クッションなのに軽く、さすが走りやすい
  • 使用当時の品番:F32276

  • わかりづらいけど、つま先〜足の甲の部分はメッシュになっている。冬場は走っていると少しすーすーする(いわゆる通気性がどうこうという機能)

4足目:アディダス energy boost

  • 同じくRunbaseでレンタル使用。これもまあまあ軽いし、クッションは充分
  • glide boostの前モデルの位置づけで、初心者が長距離走る向けに作られたとのこと
  • 使用当時の品番:G97564

  • 東京マラソン本番はこれにしよう!と1ヶ月前(つまり1月下旬)から店をほうぼう探すもすべて売り切れ。メーカー在庫もなし

  • そのときは「3月下旬に次期モデル発売です」とのことで、現在売り出されているenergy boost 2が現行モデル。これはまだ履いていない

5足目:アディダスadistar boost

  • 購入3足目。energy boost売り切れの憂き目に合い購入。\1.4万
  • 購入当時の品番:F32289
  • 他のboostシリーズと同じく、初心者+長距離向け
    • glide boostと迷ったけど、「足の着地、左右のぶれにも強いので終盤にもいいですよ」とよくあるPR文句に寄る形でこっちにした
  • 結果的には、終盤含めて、膝やかかとの痛みはなく、これのおかげで完走できたと思う。まあ他を履いて42.195km走ったことないので何ともいえないけど

足に合うかは十人十色、安くない買い物でもあり、面倒くさがらずにたくさん店を回りましょう、というのがいい教訓になった

2014/12追記)モデルチェンジすると品番は変わるけれど、adistar boostという名称はそのままです(検索可能)たとえば2014/12現在は↓

シューズ選び参考ページ

「初級:とにかく完走向け」「中級:サブ5〜サブ3.5向け」「上級:サブ3向け」などとニーズが多様化している。iPhoneなどと違って、各メーカーは自然と多品種展開になる。大手メーカーだと同じ初級でも2-3種類出していたりする。実際、シューズの素材や軽さ、作りがそれぞれに応じて異なる。

品揃えは充分な一方で、選ぶ側は「どれを選べばいいか?」 - 選択肢が豊富だと逆に選べない「ジャムの法則」 - 要は迷ってしまう

  • アディダスのサイトには、おすすめモデルを選んでくれるページがある。何を選ぶか?取っ掛かりとしてはこういうサイトも便利

他のメーカーでも「なるべくわかりやすくお選びください」のコンセプトで、比較しやすいチャートを出している

プロネーションで選ぶ|ブルックス 日本公式サイト|Brooks Running Japan

感覚で選ぶ|ブルックス 日本公式サイト|Brooks Running Japan

さらに「とにかく履いてくださいよ」の全国行脚(間違っていないと思う)