2015/02/15 第49回 青梅マラソンに参加した
青梅マラソン30kmに参加した。終盤は断続的に歩いてしまったけれど、4時間制限の約10分前にゴール、なんとか完走できた(グロス3時間51分、ネット3時間39分)
ハーフ以上の距離は、前回(約1年前)参加した東京マラソン以来。直近に参加したハーフは、昨年9月に17km手前で関門リタイアだった駒ヶ根ハーフマラソン。無意識にどこかにあった"リタイア恐怖症"のようなものは、この完走で無くなった気がする。一番の収穫はこれだったかも
アップダウンはたしかにあったけれど、短い距離ながら練習を重ねていたのと、「シューズの紐はしっかり結ぶ」「腹筋だけに力を入れる」など基本的なことを少し前に教われていたことも、時間内に完走できた理由と思う。ゴール後も「すべて使い果たした感」はなく、体育館で着替えたあと、予約した特急に間に合うために河辺駅まで"小走り"するという体力は残っていた
そして、(これはしんどさやタイムよりもずっと印象に残ると思うけれど、)沿道みなさんの声援、何箇所かあった太鼓隊の応援がよかった。初回1967年開催、計49回目の開催=ほぼ50年の歴史。市民マラソン大会の草分けと言われる理由がわかった気がした
あとは写真メインで:
スタート前
受付の河辺小学校、Tシャツを受け取る行列。写真左下に大行列、「M」「L」が圧倒的に多い。僕は「O」だったけどほぼ並ばず
スタートはブロックに分かれ、1本の道路に長く並ぶ。ブロックごとの広さは充分で、小規模大会にありがちな「割り込み並び」はほとんど見られなかった
スタート
11:30に号砲が鳴った。、、はずだけれど、自分がいた後ろの方のブロックでは聞こえなかった。スタート前の挨拶には使われたマイクは、号砲には使われなかったもよう。「なんとなく前が動き始めた」を合図にぞろぞろと徒歩行列が前へ動き出す。時代が時代なら、青梅の街道を西へ行く参勤交代のそれである
約5-6分後にたどりついたスタート地点。ワイナイナさんと高橋尚子さん
スタート地点を過ぎてもしばらくぞろぞろ。特に後方ブロックからのスタートだと、徒歩時間は東京マラソンKブロックとほぼ同程度だったように思う
序盤〜前半
コース自体はとても単純で、基本的には国道411号(青梅街道)を西へ西へ。折り返し後は東へ東へ。マップは適宜こちらをどうぞ↓
http://www.ohme-marathon.jp/map/
アシックスのページは、橋の位置など含め少し詳しい
http://www.asics.co.jp/running/marathoners/oume2014/map
道が広くなったあたりからランニングがスタート。そして東青梅駅前〜青梅駅前の通りに入ると再度道路は狭くなる
だいたいキロ6分半のペース、大勢の皆さんと一緒に走る。快晴であったかい。ネックウォーマーを外してきてよかった
ゴレンジャーみなさん。右にはバットマンとマリオ。この日の天気だときっと暑かっただろうな
しばらく行くと、対面車線にはみ出ないようスタッフが立つ区域に。沿道みなさんの人数の多さ。この場所は駅前からもそれなりに歩く場所だけれど、観衆は多かった
太鼓隊。明らかに大会出場レベルのパフォーマンスで、往路/復路含め4時間近く叩いていたと推測。お疲れさまです
どなたかが倒れたのだろうか、救護スタッフが自転車で先を行く
セブンイレブン駐車場で太鼓隊。この音は、けっこう遠くからでも聴こえる。彼らの「姿が見える前に、太鼓の音だけが聴こえる」地点がそれぞれある。しんどい時に聴くとなぜか元気がもらえる
スマートフォン(Xperia Z3)を高めに掲げて適当にパシャパシャ。このオートフォーカスの性能がよく、合焦を待たずに適当に撮ってもブレはあまりない。珍しくこうやってボケた写真がレアなくらい。iPhoneでも、5以降であれば同じようなオートフォーカス性能だったと思う
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道具で言えば、直前に買ったこのBluetoothイヤフォンもよかった。コントローラ部がなく、両耳につけるだけの構造。右耳部のボタン1つですべての操作を行えるシンプルさ。スマートフォンとのBluetooth接続もほぼ途切れなく、バッテリーも問題なし
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中盤
なだらかに蛇行する下りが前方に見える。つまり復路ではここが上りになる。けれどあまり先は考えず、その場を走ろうという気持ちでいられた
ランナー数は相変わらず多い。混雑のデメリットはあまりなく、同じペースの人が多い安心感がメリットだった。(スプリント型で速く行きたい人には走りづらいのかも?)
沢井駅前。あの「澤乃井」はここが本拠地だったのか。さすがにエイドで日本酒は出していなかった(と思う)
だいぶ、景色の中に山が混じるようになってきた
御岳駅前。このあたりから折り返し地点まで、地味な上りが断続的に到来。ただ、しばらく行けば下りになる場所も多く、文字通りのアップ+ダウンで、予想していたよりはきつくなかった。ゆっくりでもいいので、とにかく歩かずに行こう、とだけ考えていた
このしばらく前から、折り返し後の皆さんが対面車線側に。速い。ただ、東京マラソンの時もそうだったけど、こういう人々を見ながら走るのはなぜか元気がもらえる
折り返し
見上げる位置に青梅線。新宿や御茶ノ水で眺める中央線と同じ色、それらよりもかなり高い位置を走っていた
御岳駅あたりから続く上り。折り返し地点付近はコース中の高度もピーク。このあたりから、歩く人がちらほら出始めていた。なんとか歩かずに来れた
折り返し点
第49回大会ポスターにも描かれた奥多摩大橋
http://www.alternative-tourism.com/Japan/Mountaineering/Day_walks/Okutama/bridge/Okutamaohashi.html
後半
地味に辛くなってくる。このあたりから、歩きだす人の割合が増えてきた
給水所で休憩がてら1枚。大規模大会の給水ブース、裏側はどうしてもこうなるのだろうな。しかし運動中のGREEN DAKARAは思った以上においしかった
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- 21キロ。なんでもない1枚に見えて、「ここから先はハーフの距離を超える」という、個人的には印象深い1枚
- ここまで2時間30分くらい。昨年6月の千歳JALハーフでは3時間だったのに比べれば、かなり調子いいペースだ(ただしこの後ペースは落ちていくことに)
しばらく行くと、復路の壁となる坂が始まる。「これは罰なのよ」これも応援の一言と受け止めて前へ前へ
写真左端の「ロッキーになれ」メッセージと合わせ、東京マラソンの佃大橋と同じく「ロッキー」を流してくれる人が
24キロ。いやあ厳しい。ここはけっこう歩いた
道端のストレッチ組がかなり目立ってきた。僕もたまにこうやってストレッチした。コース上も、ランナーよりウォーカーの割合が高くなってくる
"下界"へ
25キロ。山あいの街道を抜け、道が平坦になったことが、踏む足の裏から明らかに感じ取れるくらい。ようやく"下界"に戻って来た感じ
スタート地点、折り返し地点以外、コースがほぼ直線なのはよかったかもしれない。こうやってはるか先のランナーが見通せ、「まだこれだけいるんだ」というのがわかる。曲がり角が多いコースだとこの気持ちは得られない
27キロ地点なのだけれど、表示は「あと3K」小さいことながら親切な表示
太鼓隊のみなさん。経過時間で言えば3時間を過ぎていたが、音の迫力は変わらずだった。もちろん交代しつつだろうけれどお疲れさまです
ゴール
「アト1K」このあたりから横風がけっこうきつく、体が道路脇に押されるようなこともあった。山あいでこの風には出会わなかったので、天気にはやっぱり恵まれたほうだったと思う
スタート地点に戻ってきた。ゴールまではまだしばらくある。このへんも結局きつく、歩いたり走ったり
河辺駅前交差点。大きく右へ曲がれば、ゴール地点が見える距離
先にゴールが見えてきた。いろんな色の風船
ようやくゴール!
横の人のガッツポーズ+光の入り方がたまたまいい感じに
GPSログ
- オレンジ:高度。わかりやすく中央部が最高。20km過ぎ、線が急激に上がる部分が難所の坂
- 白:ペース。がたんと落ちているのは歩いたとき。前半に比べ後半はその頻度が上がっている
地図へマッピング。右端がスタート&ゴール。まさに山あいを縫うように西へ向かい、折り返し、東側"下界"の市街地へ戻ってきた感じが出ている
参加賞
参加賞:Tシャツ
完走記念:タッチペン。タブレットと合わせて使う人が多いのだろうか(まったく使わない、、)
おまけの風景
- 河辺小学校の建物。「この学校は横田基地の航空機騒音を防止するため防衛施設周辺の整備等に関する法律に基づいて防衛施設庁より補助金の交付を受けて」
- 青梅市のページを「横田基地」で検索すると、昨年夏のオスプレイ飛来のニュースが複数見つかる。福生市と同じく、横田基地のお膝元であることがよくわかる
- http://ja.wikipedia.org/wiki/防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律